素材探し
たまにケーブルとして出来上がったプラスとマイナス線がショートする、これでは効率が悪くお話にならない。
端末のピン端子のところである、ウエスタンスピリッツのプラスはリッツ線になっている。
30ワットや40ワットの半田ゴテを使ってみたが、やはりポリエステル被膜を完全に剥離出来ない。
0.1オーム程インピーダンスが違うのである、これではお話にならない。
なので何時も60ワットのコテで半田付けしている、かなりの熱が加わり、施した被膜が熱で焼けてしまう。
そして、更にマイナス線の端末は剥離して裸になっている、ウエスタンスピリッツはスイッチクラフトの端子を使っている、どこのメーカーの端子より食いつきが良く、音が良いからである、しかし欠点は小さく作りづらい事である。
ウエスタンスピリッツのマイナス線は、1.6ミリの太さである、それをマイナス端子に絡めてから半田付けする。
プラス線とマイナス端子は隣り合っている、そのままでは端子のカバーが入っていかないので、マイナス端子をかなり内側に倒さなくてはならない。
その時に焼けて弱っているプラス線の被膜を破り、稀に接触してしまうのである。
スイッチクラフトの端子は、距離が極めて少ないため、後から被膜を追加出来ないのである、何度も挑戦してみたが、やはり私には出来なかった。
それでプラス線に被せる耐熱絶縁のテープなり、チューブを探す必要があった。
とりあえずネットで検索するとテフロンテープが見つかった、テフロンはフライパンやプリント基盤など、様々な所に使われ耐熱絶縁に優れている、そして音質に優れた絶縁素材である。
待っていてもなかなか届かないので、ホームセンターで探していた、市川のコーナン、習志野のロイヤルホームセンター、習志野のカインズホームなどを見て回った。
渋谷には東急ハンズもあるが、遠いので今回はパスである。
そして硝子チューブと硝子テープを見つけた、双方共に耐熱絶縁である、そしてシリコンも塗布されてる、しかも耐熱の温度は180℃である、テフロンテープが届く前にとりあえずやってみる。
耐熱絶縁の限界温度は、200℃が限界みたいである。
ホームセンターは関係ない場所にも、色々なヒントをいただける商品がある、今回他にも色々購入してきたのは話すまでもない、ウエスタンスピリッツは常に進化している。
これで食べてる者としては、作業効率アップはとても大切な死活問題なのである、上手くいけばかなり難易度は減る筈である。
さて、どうなるだろうか。
双方共、何時もより半田ゴテは長くあてて半田してみた、見た目にはどちらも強固で導通はないように見える。
しかし硝子テープの方は導通してしまった、チューブの方はオーケーだった。
しかし、テープの方も端子のキャップを外すとオーケーなのである。
と言う事は、テープは巻きつけて使うため、やはり半田の熱で繋いだ部分が、剥がれるのだと思った。
またテフロンテープの結果は使ってみて報告するが、やはりテープなので繋ぎ目が心配である。
ガラスチューブの方は繋ぎ目がなく、熱に強いと思う。
更にネットで調べシリコンの耐熱絶縁素材も購入してある。
多分、軍配はガラスチューブにあがると思う、今のところ導通はなく百発百中である。
テフロンテープも試してみたが素晴らしい、更に調べてみるとテフロンチューブも見つかった、内径2ミリ外形3ミリ、テープより装着性に優れ破れもないと思う。
何よりガラスチューブより音がいい、さすがパソコンやオーディオの基盤やケーブル被膜に使われる素材である。
使うのは5センチ程であるが、僅かの差ではあるが、私は音質重視である。
耐熱絶縁素材は、フッ素樹脂(テフロン)チューブに決定した。
今日の珈琲はイエメンである、豆の味と共に苦味がくる、香りはあっさり。
今日は何にも予定がない、ひさしぶりでつくばの竹園珈琲のマスターへ会いに行こう。