再販盤のレコード
お気付きの方もいらっしゃるかもしれない、最近、HMV等からレスター・ヤングをはじめとした、古い(1950年代)音源のレコードが発売されている。
録音年代からするとモノラルの筈であるが、間違えてステレオ針で片面聴いていた「やっぱりモノラルはいいな」と思ってた。
しかしB面をかけようとしたとき「あれっ?針がステレオだった」そして今一度モノラル針にして同じA面を聞き直してみた。
思い込んでいるので、その時はやはりモノラルレコードはモノラル針で聴いた方がいいと感じた。
しかし後日、想いがあり、今一度レスターのジャズジャイアントや、ブルーレスターやコールマンホーキンス&ベンウェブスターを、ステレオ針で聴いてみた、やはり遜色ないのである。
サックスの音もウッドベースもドラムスもしっかり鳴っていた、あちこち色んな方に聞いてみると、みんな確かに同じ経験された方がたくさんいらした。
詳しく調べてみると、録音はモノラルなのだが、音溝はステレオのカッティング角度になってるらしい。
無頓着な方も多いので、ステレオ針でそのまま聴けるようになっているものが多いらしい。
昔のジャズのオリジナルモノラル盤は、ステレオ針では絶対に鳴らない。
音がパサパサになり薄く、針が音溝の底まで入ってしまい、スクラッチノイズがうるさくて聴いていられない。
しかし再販盤の真実を分からない方は、モノラル盤だからと、モノラルカートリッヂで聴いているだろう、しかも余計なリアイコライザーを繋げて。
再販盤はステレオ針でそのまま聴ける盤が実に多い。
何度聴いてみても答えは同じと感じる。
統一して欲しいと思った。