カナレのバランスケーブル
エモーティバのCDプレーヤーには、ピン端子の他に、バランス端子も付いている。
そして以前イシノラボのプリアンプにもバランスの受けをつけていただいたので、繋がります。
今まで高価なバランスケーブルを繋いでいましたが、カナレのバランスケーブルはスタジオの標準ケーブルです。
端子はノイトリックとの事、早速、家内にお願いし購入しました。
長さは1・5メートルです、本来1メートルもあれば届くのですが、設置の変更や、何があるか分からないので、少し長めにしたのです。
ウエスタンスピリッツは、未だバランスケーブルを作っていないので、信頼のおけるカナレにしたのです。
プリアンプ、エモーティバ、双方共カチッと気持ちよく入りました。
今まで繋げていた高級ケーブルは外見は太く、しなやかで配線しやすかったのですが、音が強く解像度に欠け、霞がかかったような音でした。
カナレは細くしなやかで配線もし易く、外見はウエスタンスピリッツケーブル位の太さです、霞のかかったような鳴り方ではなく、クリアーなイメージですが、少し強く押し付けがましくうるさい気がします。
カナレのバランスケーブルの標準の長さは、5メートルです、それは何故か?マイクロフォンに使われる事が多いからです。
バランスケーブルは、強く引っ張られても端子が抜けないようになっています、そして長くしたときに、音の減衰が少ないとの理由で作られています、しかしそれがオーディオの音質に通用するかは繋いでみないと分かりません。
ウエスタンスピリッツ所有のイシノラボのプリアンプのバランス入力は、バランスに対応するため、600オームになっています。
それからカナレのバランスケーブルを九時間鳴らしておいた、比べる事自体ナンセンスなのかもしれない、ピンケーブルはウエスタンスピリッツです。
ウエスタンスピリッツは今まで色々なバランスケーブルを、色々な機材に繋げ聴いてきた、しかし一度も良いと思った事はない。
ピンケーブルがどうの、バランスケーブルがどうの、色々感想は分かれるだろうが、個人的にバランスケーブルを聴いてきて、総じて感じてきたのは、バランスケーブルは強く押し付けがましい鳴り方に感じる。
最後にカナレのバランスケーブルを購入してみて、私にバランスケーブルは、やはり合わないと思いました。
今回の趣旨とは違うが、ウエスタンスピリッツのケーブルは三十年かけて、やっと納得のケーブルを完成させた、どだい比べる方が無理なのかも知れない。
ウエスタンスピリッツの試聴に於いて、カナレのバランスケーブルも、やはりゆったり音楽に浸れる事はなかった。
やはり標準のRCAピン端子接続の方が、音は自然で聴きやすかった。
やはり用途が違うのだと感じた。