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この記事は、2018年11月7日に、FC2ブログからこちらのサイト(https://we-spirits.jp)へ
移転したものです。

千葉のIさんご訪問&RR‐777

千葉のIさんがご試聴に来られた。いくら理論がご立派でも私は実際に聞いてみないと納得が出来ない。

それでこの三日間、私はウエスタンスピリッツのオーディオシステム(アナログも含め)を鳴らしっぱなしにしておいた。これは慣らしを誰よりご理解され、お伝え下さったIさんへの礼儀だと思ったからである。

相手も真剣ならば、やはりこちらも出来る限り誠意をもってお迎えして差し上げたい、その一心である。

ウエスタンスピリッツは聞く位置(スピーカーとの距離)が難しい、Iさんはそこに真に気付いてくれるだろうか、いや分からない筈がない。

さてその効果のほどは?待ち合わせは最寄りの駅の改札口だったが、私は一時間位前に駅の構内のドトールに居た。

Iさんも少し後から早めに着いてドトールに来られた。私はてっきりIさんがアコリバのRR‐777(低周波発信装置)をご持参になられると思っていた。

しかし先日のお話の中で私がもう購入しますからと言ってしまったのである。ならば「聞かせて欲しい」と私からの会話がないので、ご持参されなかったとの事だった。

少しガクッと来たが、私は良い方に解釈したのである。しかし、Iさんは同じ会社の別のものをご持参された。

そしてIさんは、二人で飲もうと、京都伏見の玉ノ光(日本酒純米吟醸)と朝から沢山の肴を作っていただき、ご持参された。ありがたい、肴の内容を聞いてるだけでよだれが出てくる。

ドトールを後にして、二人で中華でランチを食べ、ウエスタンスピリッツへ。LA4の家路のCDを少し大きめの音量でリピート再生しておいた。

リスニングルームへ入りその音を聞くなり、「以前のダイアフラムに墨を塗ってた音は歪んで駄目だったね、新しいダイアフラムに交換して良かったね」と話された。

そして、Iさんがご持参されたクラシックのCDを聞いた、ご持参されたCDは総て合格との事だった。

そしてアコースティックリバイブと言う会社の、水晶体で出来た抑振材を六個お持ちになられた。10φ位の厚さは5㎜位の小さな丸い商品で裏に両面テープが張り付けられていた。実に簡単で怪しいが、何となく持った時に温かかった。

それを先ずはIさんのご指導通りに、プリのボリュームツマミの真ん中に軽く張り付け聞いてみた。初めは分からなかったが、響きが抑えられ付帯音が減って低音が増えた。

次にCDプレーヤーのトレィの前面真ん中に軽く張り付け聞いてみた、明らかに付帯音が減って同じく低音が増えた、そして引き締まりながらも、奥の方から音階を伴い、ウッドベースが本物のさながらに低い音階迄轟いた。一瞬部屋全体が揺らいだようだった。

そしてドライバーとホーンを留めているネジの下辺りに左右一つずつ張り付けた。上記の音を更にパワーアップしたように更に変化した。

そして次はアナログである、朝7:30から鳴らしておいた。電源スイッチの真ん中に軽く張り付け、聞いてみた。当然更に変化した。

次にトーンアームのベースのアームを支えるネジの横に張り付け聞いてみた。激変である。妙ないらない響きの様なものが減り、音はクリアーそものだった。総じてクリアー且つ低音が増えたかの様に感じた。

そしてIさんからの更なるご指摘があった。今のウエスタンスピリッツのドライバーを支えているチークの角材は貧弱である、もっと質量のあるスタンドを作りウーハーからの振動を受けなければならないとの事だった。

納得した、ツィータースタンドの下にもフェルトを大きく敷いたら更に高い方へ音階がのびたそうである。そうと聞けばやるしかない。

私は今日、合格と話された内容は「まあまあだったのだな」と解釈していたが、あえてIさんへお尋ねしてみた。「私のシステムはやっとIさんのアルテックと並びましたか?」と。

するとIさんは意外な事を言われた、「私のアルテックより良い」と。「今まで自分が聞いてきた中のナンバーワン」との事だった。

「この状態でRR‐777を繋げたら更に良くなると思う」と話された。そして「私も嬉しい」と喜ばれた。なんと言う心の広さだろう。

そして15:30位だっただろうか、飲みになった。玉ノ光はすっきり辛口で飲みやすく美味しく、Iさんがご持参された肴も総て私好みであった。特に昆布の佃煮と、切り干し大根が入った卵焼きがめちゃくちゃ美味しかった。

当然750mlのお酒はあっさりなくなり、私は「ゴンザレス・ティオペペを飲みますか?」と聞いた、それも二本あけた。

珍しくIさんは飲みのペースが早くかなり酔われていた。しかし楽しい一日だった。そしてつくづく思った、気持ちの良い上手く鳴ったオーディオの音と音楽、話の合う方と美味しい酒と肴、私は、これをするために生きている。

千葉のIさん、いつもありがとうございます。今後とも末長く宜しくお願いいたします。

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