付帯音対策
変な響きの様ないらない付帯音は聞いてて嫌になってくる、どんなに柔らかい素材を張り付け、止めようと思ってもなかなかなくならない。
なくなっても美しい響き迄失ってしまう。そう、柔らかいベタベタしたものや墨を塗っても止まり過ぎてしまい、必要な情報量迄失ってしまう。
私は千葉のIさんからの情報で水晶体のQR-8が優れてるとお伝えいただき、購入してあちこち張り付けてみた。
しかし効きすぎる為大きく効くと思う場所でなく、あえてあまり効きそうにない場所を選んで、少量張るのがコツみたいである。
オーディオマニアが陥りやすいのは、一ヶ所張ったら良かったからと、あちこち徹底的に張り付けてしまう所である。
その時は、ストイックにはまっているし、自画自賛なので「やった」と思うのだが。次の日冷静に聞いてみると、響きも情報量もなくなったのにセンスがあれば気が付くのだが、中には第三者に言われる迄、分からない方がいらっしゃるのである。
さてそうなったら大変である。一旦総て剥がし一つずつ時間をかけて検証していかねばならず、実に大変な事になる。
一ヶ所行う前に、ウォーミングアップも含め、しっかり聞いておかなければならない。
トーンアームならばヘッドシェルやアームの中心軸等でなく、トーンアームベースの高さ調整ネジの真横辺りが効果があり、情報量が減らない所である。
後はターンテーブルの電源スイッチである。CDプレーヤーならばディスクトレイの前面真ん中が、ウエスタンスピリッツでは効果があり情報量が減らない所である。シャーシの天板や端子の付いてる背面は響きが止まり情報量も減ってしまった。
後は個人のセンスもあり、なかなか難しい。購入すると中に色々説明があるが、それは個々の能力で探すしかない。ウエスタンスピリッツの場合、必ずしも説明書が正しくはなかった。
あからさまに変わると思えない所に張ると良かった。機材のもつ優れた所を殺さずに張ると成功する気がする。
QR-8は確かに優れている。元音を変化させずに、付帯音を減らす事が出来る。水晶体を張り付ける事で、泣きの周波数を変化吸収させてるのだと思う。
ブチルゴムやベタベタした抑振剤を使用されてる方は、面倒だが総て剥がし、QR-8に挑戦してみて欲しい。上手く張ることが出来れば、かなりの効果がある。
とにかくオーディオは、付帯音と共振が音を駄目にしている。