音を良くしたいなら聞き込め
いつもウエスタンスピリッツは、あまり聞きもしないで、矢継ぎ早に色々な音質改善をしている様に見えるのかも知れない、と、少し心配になった。
それは違うのである。若い頃から何故オーディオは上手く鳴らないのか?じっくり聞きながら色々考えて来た。
そして、結婚し実家を出て、家内と暮らす賃貸物件では出来なかった事を、今はやっと自己所有の戸建てになったので、それでも制限の中で思いっきりやっている。と、言った方が正解。
賃貸マンションでは穴を開けて部品の重いネットワークを壁に吊るなどとんでもないお話しである。出る時、大家さんにこ迷惑をおかけする事になる。
でも、今は同居の家族に相談してオーケーならば何でも出来る。そして私はずっと冷静にメカニズムを考えて、色んな方の意見も含め、じっくり聞いて来たのである。
そして、色々オーディオを構築していく上でその順序を頭の中で考えていた。しかし、実際に行ってみるとその通りにならなかった。
想定外の事が次々に起こったからである。いくらプロとは言え、最初は誰でも素人である。
若い頃から考えていた順序を、再度建て直さなければならなかった。ふりかえってみるととてつもなく難しかった。
私が考えた音質改善は、一般的でなく、あまり世間でやった方がいないからである。
私が考えた優れた音とは違和感のない鳴り方の事である。どこかの周波数がどうのこうのではないのである。つまり全体的に整った音が何故鳴らないのか?なのである。
しかし、その内容を表現するには、やはり特定の周波数の事を例に取り上げ分かりやすく書かなければならない。
オーディオ評論家様たちがさんざん訳の分からない事を読者にお伝えした後だから、尚更面倒なのである。
オーディオ評論家様は、オーディオ機器を販売する為の文章に長けた方たちである。
特定のメーカーの商品しか評価しない誠におかしなところがある。しかし、消費者は雑誌でしか情報がないのである。
鵜呑みにして当然なのだが、私は実際に販売員をしていた時に思った。雑誌の評価とはブランド思考を消費者に植え込んでるだけだと。
次々に出てくる新商品、むしろマイナーチェンジされていて初期の商品の方が優れてる事が殆どである。
スペックだけが上がっていて出てくる音とはあまり関係ない、そう思えてならない。私は販売員になる前からそこに気付いていた。
しかし凄いシステムを鳴らされてる方の部屋に行くと、やはり若い頃は見た目に圧倒された。
しかし、我が家に帰り聞いてみると、劣っている事はなかった。その頃からそこそこの音を鳴らしてる自信はあった。しかし、誰も鳴らした事のない異次元に行ってみたかった。
その為には現状の音をじっくり聞き込まなければならなかった。
そして現在に至る。
いくら一足飛びに早く進もうと思っても、鳴っていない現状を理解しないと先へは進めないのである。やはり基本が大切。
こんな私のオーディオ人生が誰かのお役にたつのではと思った。なので呟き始めたのである。
実は、ウエスタンスピリッツのオーディオは、殆どやり終えてると思う。
しかしこちらの方が少し良い、これをこれからも重ねていこうと思っている。
オーディオは、音質改善の前に、じっくり聞き込まなければならない。
明日からブログの書き方を少し変えます。