ネットワーク(1)
ウエスタンスピリッツのネットワークは自作です。とてもシンプルな一番オーソドックスなスタイルです。三つのユニットを800Hzと5000Hzでクロスさせています。
ネットワークを自作したのは、オリジナルネットワークが総て経年変化で駄目になっていると気が付いたからです。
それともう一つ、JBLのネットワークのクロスの回路は、マイナスへ捨てる電気エネルギーが多く、それがエネルギーロスに繋がると思ったからです。
話は戻ります。ただしここだけは部品の質に拘り、かなり予算を奮発しました。コンデンサーに、ドイツ製ムンドルフの最高級品を使用しております。
コイルはアメリカのDIYオーディオの38㎜幅の空芯銅箔のタイプです。鉄芯がないので、音の飽和が少なく、広がりと奥行きがあり爽やかで聞きやすい音です。
可変式のアッテネーターはやめて、レベル調整は、固定抵抗です。USAのDALE(デール)の消し炭色の10Wのタイプを使っています。色々なメーカーの抵抗も使いましたが、DALEが一番と判断したからです。
色々試しましたが、ネットワークは特殊な事をしないで、教科書通りにシンプルに作るのが一番です。
しかし、部品には世界的な規格があり、なかなか部品定数が販売されていないので、近似値を選ぶ事になりますが、10%程度の誤差の範囲ならばそんなにずれる事はないですが、部品数は少な目にが鉄則です。
また明日。