EAS‐9HH42
「全体的にやっとかなりの音のレベル迄きたな」そう思い、名機のツィーターを聞いて来ました。そして、テクニクスオリジナルのアクリル製ツィータースタンドを疑いもせず使ってきました。
鋭角な素敵な音に感じてましたが、どことなく音が乾いたような軽く薄く品のない音に感じ、ドライバーの帯域と繋がってない気がしていました。これが更なる違和感でした。
写真にございます様に、下にある黒いスタンドは、チークの3㎝の厚さの板と角材を組み合わせ以前引っ越す前、最後に(調布の時に)作ったものです。
そして、またまた千葉のIさんのご指摘で、オリジナルのアクリルスタンドはやめて、木材で作ってみたら?との事でした。
暫く木材は何を使うか考えていましたが、下のスタンドがチークなので、同じ方が音がしっくり来るのでは?と思いチークで作ってみました。
今回は、金属のネジを一切使わず、木工ボンドで留めました。
一晩乾かして、次の日聞いてみると「あららっ!!」驚きの変化でした。だいたい三日間で更に音は落ち着き、ドライバーと上手く繋がり、当然ウーハーの鳴り方まで変化したのでした。
これだからオーディオは難しいのです。ツィーターとドライバーの繋がりを気にして行った音質改善効果は、ウーハーに迄影響したのです。
オーディオは自然界の波形をトータルで作らなければなりません。悪いところがどうしてそうなっているのか?考えて理解しないといけませんが、今回の様に他の事からわかる事もあるのです。
なので、「オーディオは、経験とセンスですよ」と呟いて来たのです。
チークで作った木製ツィータースタンドはとても清らかで、コンサートホールの様な音を再生出来る様になりました。
しかし、まだ理想の本物の重低音は鳴りませんが、後一歩の予感ありになって来ました。それにしても、先人達が語ってきたツィータースタンド一つをなめてはいけないと思いました。
まだまだ続く。