TELARC オルフ カルミナブラーナ
私は、個人的にTELARKと言うレコードレーベルを、昔は馬鹿にしておりました。録音も大袈裟で、指揮者や演奏が大したことないと話される方もいらっしゃいます。でも違います、テラーク盤をつまらなくしているのは、再生するこちら側だったのです。
テラークは、どこまで録音出来るのかを限界まで挑戦したレコードレーベルです。
しかし、今になっていかに素晴らしいレーベルだったかに気が付いたのです。このレコードは、機材そのものの実力も要求されますが。
難しいのは二点、ターンテーブルの緻密なセッティング技術(絶対水平で、しっかりした設置)と、何よりトーンアームの微調整にあります。
これらが、何処か一点でも決まってないと、音が飛んだり、低音が歪んだりします。時には、カートリッヂのカンチレバーが破損したりします。ウエスタンスピリッツは豪快に繊細に、クリアーに太く、色濃く広がりと奥行きを伴って鳴ります。しかし、全くうるさくはありません。
TELARKは、優れたレコードレーベルだったのです。貴方のシステムは、しっかり鳴りますか?