オーディオは低音再生との戦いの歴史です
あまり低音ばかり聞いていてもつまらないとは思いますが。
私の経験によると、音質改善を行っていったら、JBLの4560BKと130Aの組み合わせでは、普通は絶対に鳴らないと言われてきたスーパーウーハーの様な、低い低音が引き締まりながら軽々と鳴るようになったと言った方が良いのかも知れません。
総てが完璧に近くならないと、私の話している低音は鳴らないと言いたいのです。低音だけを追いかけていても、決して鳴ることのない素敵な低音の事です。
普通のJBLサウンドは、かなり鳴ったシステムでも、どこかぶつかった様な歪んだ様な薄っぺらい音になります。それが一般的なJBLだとは思いますが、私はそれが嫌だったのです。
それを皆さんは、JBLサウンドと勘違いされてるのです、私はずっと違うと思っていました。
私は、そのぶつかった様な薄っぺらい音が嫌いで、何とかしようとあがいて来ました。その音とは、あり得ない位低い地震の前触れの様な音階の事です。
周波数にすると、だいたい70~60Hz位ではないでしょうか。みなさんが物凄く低い低音と思われているのは。大体が250Hzを軸とした100Hz位の周波数なのです。
ウエスタンスピリッツの様に、スピーカーやオーディオラックや機材の下に板を敷いていない状態では、その100Hzさえ、私のシステムと比較すると薄いのです。
オーディオメーカーの、インチキなカタログデータなど信用しないで下さい。そもそも計り方の定義すら存在しないのですから。
もしも、本当にカタログデータどおりなっていたとしたら、それはそれは凄い音になるはずですが、そんな音は三千世界探してもどこにもないのです。
なぜだかお分かりですか?機材の動作が、スピーカーからの振動や高周波(電磁波)によって妨げられてるからです。メーカーは、そこに気付きながら、機材が一般家庭で使われる事を無視して来ました。
機材側に立って考えると、鳴りたいのに鳴れない、苦しい状態になっているわけです。つまりそれこそが私がいつも話してきたエネルギーロスなのです。
ウエスタンスピリッツのサウンドは、実はとうの昔に確立されていたのですが、「もっと異次元のオーディオ構築をしたい」その一心で、最後の手直しを自己所有の新居になったので、ここ一年八ヶ月で少しずつ行ったのです。
しかし、最後の手直し(しっかり整える)が一番大変でしたね(笑)
大変でしたが、気に入らない所を一つ一つ妥協なくしっかり丁寧に手直ししていくと、最後にベールが少しずつ剥がれ、素敵な低音が顔を出したのです。
しかし、こうして文章にすると簡単に見えますが、実に書いていない失敗も多く、先の見えない真っ暗なトンネルでした。
でも、途中で崩落でもしていない限り、抜けられないトンネルはありません、どんな夜でも必ず朝が来るように。
貴方のシステムが本当に鳴ったらその時分かります。貴方のシステムは、現在間違いなく鳴っていません。酷いことを言う様ですが、鳴ってると思っていたら錯覚です。
オーディオとは、低音再生との戦いの歴史です。しかし、他の帯域総てが整っていないとその素敵な低音は鳴らないのです。