短時間でよくもここまで鳴らせたものだ
人は一生の内に、どこまで何が出来るのか?またオーディオを何処まで鳴らせるのか、やってみたかったのです。
言い方は良くないですが、世間のオーディオのレベルはとにかく酷いものです、例え何億円かけようと、良くないものは良くないです。
しかし、確かに良いものを使えば、スペックが優れている為、到達点は確かに早いとは思いますが、世間に私が素晴らしいと思ったシステムが存在しないのも確かです。
私はその真実が知りたかったのです。自分もそうでした、高いものは音が良いと…しかし、負け惜しみではなく、オーディオは値段ではない、そう思います。
オーディオは経験とセンスが必要です。高級品が良いと思ったのは、単なる錯覚でした。
例えば、定価が三十万円程度の安価なアンプと、一台が三百万~何千万円を越えるアンブの音の差が、金額に見合う程音質に差が本当にあるのか?そう聞かれると、どうしても今の私は返答に困ってしまいます。そして、その答えは未だに出ていないのです。
しかし、確かにその僅かな差にお金をかけるのも事実ですが。
オーディオを散々やって来て思うのは「経験やセンスは、スペックを越える」その一言に尽きると言うことです。
つまり、最高級の食材を使えば美味しい料理が出来るのか?と言うことと理屈は同じです。優れた食材を使わないと美味しい料理が出来ないのでは、凄腕の料理人は必要ありません。
つまり素材を熟知していないと、美味しい料理は作れない。それと同じではないでしょうか?
つまり経験やセンスがなければいけないと言うことです。
食べる方はそんな苦労はしなくても良い。でも、そんな話はないでしよう?食べる方にも経験が必要で、やはり自分で作れないまでも、一流を知る事は必要ではないでしょうか。それと同じように感じます。
ならば、そんな音を一度、ウエスタンスピリッツで食べてみてはいかが?
私はそう思います。