システムをいじり過ぎてはいけない
常にシステムをいじっていては、いつまでたってもシステムが安定しないと思います。機材のレベルはほんの僅かな差でしかありません。
確かに、その僅かな差にお金をかけるのも一つのやり方ですが。私は個人的にあまり好みません。次々機材を買い換えるのはもう昔のお話です。
今回、CDプレーヤーを交換したのも、あまりに音に差がありすぎたからです。そして機材を交換するには、やはり、センスが必要です。
交換したい機材のコンセプトや実力を熟知していないといけません。
私は昔、高級オーディオの販売や、とあるメーカーの機材の、最終的な音決めに立ち会ったりしているので、多分ですが、たくさんのメーカーの持つ固有の音質に敏感なのだと思います。
ですから、私は数年前マランツのSACDでも構わないと思い、大失敗しました。マランツの音に対するコンセプトがハイエンドの様になったためだと思いました。
そして以前使用していた同じマランツのCD‐72aに戻してみて愕然としたのです。時代遅れではなく、その頃がマランツのピークだった事を知りました。
先ず一週間24時間リピートさせておき、そこから二週間程使い込み、やっとCD‐72aの真価が分かったのです。やはり低音ののびも、分厚さも数倍あります。
色々ネットで調べるとCD‐72aは、SACDに比べ、高い方の帯域が狭いなどと書かれていますが、いったいどんなシステムで聞かれたのか、私には全く理解不能です、完全に逆です。
今や、全く別物と言えるでしょう。再びSACDを繋げてみると、鳴っていた筈の素敵な低音はなくなってしまうのです。薄いのでなくなくなるのです。情報量も少ないです。
CDですらこれだけ時間がかかるのに、他のものなら尚更、初期の慣らしは時間が必要になります。
あまり買い換えてはいけないとは、そんな意味も含まれております。
ウエスタンスピリッツは最近、CD以外は買い換えず、ただ鳴らして来ました。音はどんどん研ぎ澄まされて来ました。そして、更に低い第三、第四、第五の低音が鳴って来ました。
ちょっと危ない位良い音になっています。鳴らないレコードは、余程特殊なソフトでもない限りもうありません。総て気持ち良く違和感なく鳴ります。
たまには手を止めて、じっくり聞き込んでみる、そんな時間が必要です。
あまりに合わないものは別として、あまり機材を買い換えない方が良いと思います。何故ならオーディオは、ほぼ完成されているからです。
そして、それらをしっかり繋ぐのが、ウエスタンスピリッツのリッツ線です。