さようなら2014年
今年は、体(肩)を壊しましたが、リッツ線オーディオケーブルも完成しましたし、今までにないオーディオの答えが出た年でもあります。そして、個人的に色んな事がありました。
それが真実の答えなのか、今は、まだ分かりませんが、ウエスタンスピリッツの音が、あり得ない位クリアーで整った鳴り方になったのも事実です。
言葉にすると、クリアーで総てのユニットがしっかり繋がり、端正な違和感のない円やかで鋭角、奥行きと広がり、強さと優しさを伴った、底力を感じる静かな鳴り方です。
付帯音があるかないかなど全く論ずるに足りない。そんな整った鳴り方になったのです。
ネットワークを、失敗を繰り返しながらもしっかり完成させ、スピーカーからの振動を受けにくい後ろの壁に吊るしてあります。
アナログのキャビネットをしっかりさせ、電源トランスをプレーヤー本体から外し、少し離れた所に質量のある木材に留めて設置してあります。
トーンアームの内部配線は、リッツ線に交換して、エンドの5ピン端子(出力端子)を外し、内部配線をそこから少し長めに引き出し、ピックアップケーブルと直に半田で留めてあります。
そして、トーンアームを極限まで微調整してあります。しかし、トーンアームの調整が終わる事は未来永劫ないでしょう。
そして、スピーカーやラックの底からキャスターと耐震ジェルを外し、スピーカーやラックや機材の下に赤タモの集成材を重ねて張り合わせ、しっかり敷いています。
ラックの下は、張り合わせた板の下に、更にバスマットの低反発タイプのしっかりしたものを床にベタに敷いてあります。
そして、唸るパワーアンプも、オーディオラックから下ろし、少し距離をもたせ、赤タモの集成材を五枚重ねて張り合わせ、その上に設置してあります。
スピーカーは後ろの壁に付けて設置する事で、全体的に整った鳴り方になり、そこが改善されて初めて、長年欲しかったスーパーウーハーの様な重低音が引き締まって再生出来ました。
最後に、アコリバのRR‐777とQR‐8で、システムと部屋の音のバランスをとりました。コンサートホールやライブの雰囲気が欲しかったからです。
その為に、千葉のIさんにお誘い頂き、二人で行ったショパンのピアノコンサートはとても参考になりました。
ウエスタンスピリッツのアナログカートリッヂは、オルトフォンSPU A/Eを、オリジナルAシェルから外し、シェルターのヘッドシェルに取り付けて使用しています。
やはりカートリッヂは、SPUに限ります。他を寄せ付けません。そしてMCトランスではなく、DENONのMCヘッドアンプを使用しております。
オーディオの音質を左右するのは、使っている機材ではありませんが、使っている機材を選んだり、優れた設置をさせるセンスも必要になります。
そしてウエスタンスピリッツは、とても優れた色付けを感じない、絹巻きのリッツ線オーディオケーブルを完成させ、総てに繋がっているのです。
これらが、丁寧に一つ一つ重なり、余計なものを省いたウエスタンスピリッツの今のサウンドは、このblogを読まれているだけで、分かる方にはどれだけの音になったか、分かる筈です。多分、ゾクゾクするでしょう?
鳴るのにも理由があり、鳴らないのにもちゃんとした理由があるのです。ただケーブルを換えただけで解決するほどオーディオは甘くはありません。
今年2014年は、ウエスタンスピリッツにとって大躍進の年でした。
ありがとう2014年、そして、さようなら。