こちらの方がちょっと良い
これを、前後関係と合わせ、間違いなく丁寧に重ねていく、オーディオとはそんなものだと思います。
オーディオは物理だ、そう話した友人がおります。確かにありますが、それが総てではありません。
マルチ駆動やダブルウーハーなど、色々若い頃は私も物理的にオーディオをやってました。
システムの総重量が1トン近くなった事もありました。しかし、やがて気が付きました。
「賑やかだな」と。
マルチで4ウェイや5ウェイになって来ると、揃っていたと思っていた位相が揃ってないのです。ツーウェイに戻した時、それに気が付いたのです。
私が今のスタイルになったのはそれからです。物理的にたくさんのユニットを使い圧倒的なシステムになると、確かに音も圧倒的になります。
しかし、標準的かと言われるとそうではなく何かがおかしく、長い時間聞いてるのが苦痛になったのです。
長い時間聞けないシステムは結局駄目なのです。それにはあまりこねくりまわさず、シンプルに丁寧にがベストなようです。
ウエスタンスピリッツの、シンプルなシステムがしっかりした今、マルチもありかなと思いスリーウェイのチャンネルデバイダーを購入してあります。
本当はツーウェイでしっかり鳴らした方が良いのですが、いかんせんツィーターがないと、空気感(エアー)がなくつまらないのです。
こちらの方がちょっと良い、これを正しく丁寧に重ねていく、これが真のオーディオだと個人的に思います。