輝ちゃん退院
今日は、オーディオとは関係のない、私の大切な父親のお話しですが、少しお付き合いいただけたら幸いにございます。
二週間と三日ですから、17日の入院となりました、毎日検査に次ぐ検査、誰だって嫌になります。
肺に水が溜まり、脇腹から管を入れ、肺に差し込みそれを抜きました、その量なんと、2.5リットルでした。肺に溜まった水が抜けると、足のむくみも直ぐに引きました。
七月の13日に外来で検査を受け、そのまま入院となりました、そして、あろうことか骨髄系統の多発性白血病の可能性があるとの事、その為には尾てい骨の中心に針を差し込み、グリグリして骨髄液を抜き、検査しなければならないとの事。
父は今年九月で86歳になります、もし原因が分かっても、その治療方法は、強い副作用のある抗がん剤しかありません。
それではあまりに父がかわいそうなので、父の意思を尊重し、その検査をお断りしたのです。父の余命は多分ですが、長くても後三年位かな?と私は感じました。
ならば、痛みだけを止めていただき、人間らしく最後まで今の自分を生き抜いて欲しい、そう選択したのです。
抗がん剤は、生きてる家族が願うもの、正常な細胞まで攻撃してしまう、父にとっては残酷な選択だと個人的に思ったのです。
抗がん剤など、何も治療しない人間の最後は、とても穏やかなものだと聞きます。
腎臓が悪い人の病院食なので、味がなく不味いと父は話しておりますが、痩せましたが、顔色や血液検査の結果が良く、安心しました。
父よ、これから残された命を最大限生きて下さい。俺がサポートします、大丈夫です。
父よ、とりあえず退院おめでとう。父と家内と三人で鰻を食べて来ました。私も以前退院した日は真っ直ぐに鰻を食べに行きました。
父はいきなり鰻が食べたいと言いました、夕べ鰻を食べに行く夢をみたと笑ってました。その気持ち分かります。そして夜は、大好きな焼酎を少しだけ飲んだ様です。
でも、退院出来て良かったね。