Carot Oneその後
スリーウェイマルチシステム総てに繋げました、あり得ない位フレッシュで濃厚で音離れの良い帯域の広い音です。
特にコントラバスの最低音が本物そっくりで、明らかにオクターブ下に伸びました。
真空管アンプの音にも一理あると共に、やはり私が使ってきた古いアンプはもう駄目だったのです、聞き初めは正直誉められたものではなかったですが、30分位で本領を発揮して来ました、今は更に太く濃く鳴ってます。
まだまだエージングに時間はかかるとは思いますが、こんな小さなアンプが鳴っている音とは思えない位軽々と重厚に鳴ります。
アンプはW数では語れません、やはり質です、入力ゲインを半分に絞らないとノイズが出るので、絞ると著しく音質が劣化しました、しかし大切なのはやはり音質なので、鳴ってる時は気にならないのでフルにしました。
チャンネルデバイダーの調整が上手くいくと、音が近く品位を感じます、特に人の声が素晴らしいです、やはり部品が新しくまともなアンプは聞きやすいのです。
そして、ここまで鳴らすには下地が大切なのを更に思い知らされました、キャロット ワン、確かに何度も聞いて購入したので素晴らしいですが、エージングも含めて少し難しいですが。
入力ゲインの問題もあり、CDと小さなスピーカーをダイレクトに繋ぐならば問題なしですが、マルチの場合私の様に、簡単に手を出さない方が良いかも知れません、やはり使いこなしの数(経験)とセンスが必要になります。
三日間鳴らしっぱなしにして参りました、それにしても新たに購入したCDプレーヤーとマスタークロックジェネレータは購入してから一度も止めることなく鳴らしっぱなしですが、一度も不具合も何にもありません、素晴らしい音質と性能です。
そしてキャロット ワンはACアダプターを必要とするため電源ケーブルの接点が多く、そこは今一つです、それと総ての端子がショボい事です、ノイズをとるのにとても苦労しましたが止まりません。
と思って使っておりましたら特にドライバーから(総ての帯域からも)頻繁にブシュブシュノイズが出ていたのです、不良交換してもらいましたらかなり減りましたが、説明書を読むとこんなものらしいのです、ノイズを減らそうとプリリのボリュームを絞ったりしたのですが、開けっぱなしが一番エネルギッシュで音が良いです。
昨夜、家内と色々聞いていたのですが、最後の方は多少のノイズはあるものの実に神憑り的な鳴り方をしたのです、ヘンデルのメサイアでした。
馬鹿みたいなお話しですが、我々は神の声を聞いたかの様な感動をおぼえました。
こんなお遊びで購入した小さなショボいアンプが鳴らした音とは、到底思えないぐらい太く滑らかな立派な音だったのです。
時間と共に、ノイズはなくならないまでも更に鳴って来ることでしょう。