今はなきインシュレーター
土曜日の午前中に届き、鳴らしっぱなしで三日間聞いてまいりました。
木工旋盤で緻密に加工され、この特殊な形のお陰で美しい響きを作る事が出来るとの事です、素晴らしい木工技術ですがこの会社は廃業されもうありません。
この情報も千葉のIさんからのものです、Iさんは以前購入され実際に検証され、私の所にご持参されましたが、その時はウエスタンスピリッツがまだ今のレベルに達してなかったので、良い印象はありませんでした。
でも新たに購入したEsoteric K‐01XとマスタークロックジェネレーターG‐01の慣らしが終わったので、新たな機材が来るまでに、お膳立てをしておかなければならないと思い購入してみたのです。
今ならば正確な検証が出来ると思います、このインシュレーターは検証はしますが、アナログの下には敷かないと思います、デジタルとアナログを聞き比べると、アナログは柔らかく開放的で違和感を感じませんが、デジタルは機械的で耳がオーディオに縛られる様に感じました。
その差を回避するためにCDやマスタークロックジェネレーターや他の機材の下にこのインシュレーターを敷いて、柔らかなコンサートホールの様な響きを付けたいとIさんは仰っておりました。
Iさんは検証されております、普段から質の良いコンサートと比較されてるので確実です。
それにしてもオーディオは持論が次々に引っくり返ります、良いと思っていたものが次々と駄目になり、更なる粗をなくすために機材が変わったり、置き方が変わったり大変でしたが、それでも尚オーディオに終わりはありません。
今回のインシュレーターは、木工旋盤をしっかり使える方ならば、作る事が出来るかも知れませんが、全く同じに作るのは、物作りの私から見ても至難の技だと思います、実に精巧に作られております。
最初に聞いた感じは肌の荒れた様なゴワゴワ毛羽立った音でした、Iさんは50時間慣らしてみて、との事です、これを信じ50時間どころか72時間の慣らしは終わりました。
何て柔らかくて緻密で力強い鳴り方をするのだろうか、流石Iさんです、オーディオとは何処まで鳴るのだろうか。
何を聞いてもアナログとデジタルの差はかなり埋まりました。
この結果を出せたのも、既に他の音質改善がしっかり出来ていたからです。