MCカートリッヂ
このblogはあくまでも主観です、個人的にどうしても、高域が頭の上を撫でる様な鳴り方をするMMカートリッヂ(特にシュアー)の音に馴染めません。
とは言っても総てのMMカートリッヂがこの様な鳴り方をするわけではありません、中にはADCの様に立派な優れ物もあります。
音も薄く明るく感じます、それをMMカートリッヂファンの方は好きなのだと思いますが。
一関に君臨しますジャズ喫茶ベイシーは、シュアーのMMカートリッヂを使いこなし、あり得ない位のパワフルなエネルギーを鳴らしております、あそこ迄鳴らすには大変なご努力があったと思います。
私はMCカートリッヂが音の重心も低く、クリアーで穏やかで好みなのです、今はOrtofonのcadeoza BLUEとMONOを使用しております、現代的で細やかで強く可愛い音質が気に入ってます。
トレース能力に優れ、特にBLUEはカンチレバーが折れに強いルビーになっている為、付帯音もなくエネルギーロスが少なくとても気に入ってます。
ジャズ向きなどと語っている輩もおりますが、とんでもない誤解です、全ジャンル問題なく素敵な端整な音が再生出来ます、Ortofonはデンマーク製なので、クラシックが基本と思います。
DENONのDL‐103も個人的に音がフレッシュで好みですが、丸針の為音溝から脱線して先に進まないレコードもたまに存在するので、ちょっと残念です、値段も上がってしまいました。
後は何と言ってもOrtofonのSPU G・A/Eのヴィンテージです、私は以前73年物を壊し後悔しておりましたが、Cadenza BLUEはそれを遥かに超えました。
慣らしに時間はかかりましたが個人的に好きなカートリッヂです、みなさん極限までセンスよくトーンアームの調整を追い込んで、もっとアナログを聞きましょう。
個人的にしっかり聞こうと思えば、やはりアナログは最高です、その中でもMCカートリッヂは何と言っても針交換は出来ません(高額で新品と交換)が抜群です。