ドライバー
フルレンジ党の方から見れば、ネットワークやチャンネルデバイダーで何ヵ所も周波数を切って余計な事をしているとお思いでしょうが、こちらもそれなりに経験を積んでこうなっているのです。
確かにスピーカーケーブル以外何にも繋がっていないフルレンジの特に中域はレスポンスも正確で軽やかで、女性ボーカルの表現力等を再生するのに適していると思います。
それに比べドライバーの中域は重くずぼらな所もありますが、密度と言う意味に於いてやはり優れていると思います。
しかし、小さなフルレンジではやはり低音が薄く、私にはどうしても、もの足りないのです。
当然ウーハーは38㎝を使う事になります、ウーハーのハイカットは500~1200Hzとなります、その上をドライバーに任せる事になるのです。
さんざんネットワークを駆使してやってみて分かった事は、優れた部品を使い、定数さえ間違えていなければ、かなりのレベルになると言う事です。
そして私は更に研ぎ澄まそうとマルチにしたのです、ネットワークで苦しんだ経験を元にマルチの方向へ進んだのが個人的に良かったのだと思っています。
一般的にドライバーの音は、ボリュームをあげると少しうるさいのですが、手前味噌になりますが、我が家のJBL LE85はうるさくもなく、かといってボケてる訳でもありません。
個人的にドライバーを使ったスリーウェイの音が好きです。