音を良くするとは
機材本来の性能を100%引き出してあげる事であって、こちらが音を作るのではないのです。
音を作ると言う言葉も、部屋の響きを多少は作る為、少し当てはまります。
が、しかし、残念ながら過去の私もそうでしたが殆どの方は、デッドニングなどを含め、余計な事をし過ぎています。
後付けは何をしても良い結果にはなりません、メーカーは分かっていないのでなく、分かった上でそのスペックになっているのです。
千葉のIさんからの情報が元になり、優れた機材達はスピーカーからの特に低音振動や、パワーアンプの電源トランスの唸りを受け、正常な動作を出来なくされているのです。
そして、その正常動作出来ない機材の信号を、パワーアンプが増幅し、スピーカーが鳴らなくなっている、これが上手く鳴らない理由と定義付けたいと思います。
ですからIさんと私は、板の種類は違えどスピーカーやラックや機材の下に板を隔離させ、10㎝の厚さの板を敷いたのです。
今までやって来たどんな音質改善よりききました、プリアンプやCDプレーヤーやターンテーブルは、殆どトランスの唸りはありません、でも5㎝の厚さのラックに設置しております。
しかも、そのラックに設置した機材の下にも板をガッツリ敷いてあります、これも目を見張る効果がありました。
さらにこのラックの一番下には低反発のバスマットを床に対しベタに敷きました。
理由はアナログのハウリングマージンを稼ぐ為で、凄い効果がありました、更にボリュームが五つ上がり、ハウリングを起こさなくなりました、板だけではハウリングを起こします。
しかし、チャンネルデバイダーはスピーカーからの低音振動に弱いため、10㎝の厚さになるように赤タモの修正材を張り合わせ作ったラックに、パワーアンプ三台と共に設置しております。
そのラックの重量は約500㎏に達し、効果は抜群でした。
JBL 130Aの音がたまに途切れる事に気が付きました、やがて飛んだので、オリジナルに戻したところ、オリジナルの素晴らしさを再確認した訳です。
ユニットが付帯音を形成させてる訳でなく(少しはありますが)、スピーカーからの低音振動により付帯音の様な音が作られてる事に気が付いたのです。
ジェームズ・バロー・ランシングは、世界中のパルプを探し歩き、軽く強い今のコーン紙を探しあてたのです。
音は作るのでなく、いかにして機材を正常動作させるかなのです、オーディオは既にかなりのレベルで完成されてるのです。
マルチシステムの音量やカットオフ周波数の調整をやってみて初めて分かりました、カタログデータは結構信頼出来ます、そんなに外れた帯域バランスは存在しないのです。
とにかく機材が正常動作していない為、様々な悲劇が繰り返されているのです。
皆さん早くそこに気が付かれる事を切に願います、オーディオは良い音を鳴らした者勝ちの下克上の厳しい世界です。