ジャズを鳴らす為には
時にジャズは自由で良いものです、しかしなかなか上手く鳴りませんね、オーディオシステムの帯域バランスが独特になっているからです。
質の良いクラシックコンサート(特に弦楽四重奏)をつぶさに聞くと分かりますが、迫力とか楽器の質量を感じません。
響きを聞いている、そんな感じです、ところが、ジャズはライブハウスの広さ等が店によってまちまちです、生を聞くなら、やはり基準となる質の良いクラシックコンサートです。
その帯域バランスを掴みオーディオを追い込んで行くと、全く違うベールのはがれた第三のジャズが聞ける様になるのです、そして、ルディー・バンゲルダーの録音が特殊でないのに気が付く筈です。
ウエスタンスピリッツで聞くジャズは「JBLらしくない端正な鳴り方をしますね?とても聞きやすい」良く言われます、これからは更にそうなる事でしょう。
総てのジャンルは、本当はしっかりと鳴るのです、ソフトによって云々はないのです。
ソフトによっての違いは確かにあるのですが、ミキサーが録ったままに鳴れば良いわけです、余計な事はしなくて良いのです。
それを飛び越えて鳴らす事は絶対に出来ないのですから、上手く鳴らす為には、標準の帯域バランスを掴む必要があるのです、そうすれば音質改善の方向は正しく見えて来る筈です。
ソフトやレーベルによっての差を埋める為には、質の良いクラシックコンサートをたくさん聞く以外にないと思います。
しかし、難しいですよ「そんな音は鳴らない?」自分がそう決めているからです、鳴りますよ。