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この記事は、2018年11月7日に、FC2ブログからこちらのサイト(https://we-spirits.jp)へ
移転したものです。

慣らし終了

ウェスタンスピリッツは、過去からずっと昔の名機と言われる伝説的な中古品を使って来ました。

現代のテクノロジーを駆使したものより、音質がアナログっぽく聞こえたからです、でもやはり今となっては「昔はね?」と思います。

昔は高嶺のはなだったものも、中古ならば時に格安で購入出来る事があります。

「それを経験をもって使えば、当時より更に良い音を鳴らせる」私はずっとこのスタンスを貫き、疑う事すらしませんでした、経年変化で劣化している事にも気が付かずに…

しかし何時も、CDとアナログの差が大きすぎるのです、千葉のIさんに言われました「音がボケていると思う」と、そこにはコンデンサーの容量抜けや、半田の劣化や、ファンクションや切り替えスイッチ等、端子の接点不良等が多数考えられます。

10~20年位前のものなら、まだメンテナンスすれば使えますが、さすがに私の使って来たものは、総て製造されてから三十五年は経っておりました。

「音がボケているにも一理あるな」と感じました、去年の夏頃から先ずは、アナログのターンテーブルを自分が思っていた良いものに揃え直しました。

その時にカートリッヂもOrtofon SPU A/Eから、思い切って同社のCadenza BLUEに交換しました。

それは何故か?SPUは選ばれたる1973年のものからしか、クリアーな音は聞けず、カンチレバーがアルミで、しかもパイプでは付帯音が多いのに対し、Cadenza BLUEは肝心なカンチレバーがルビーになっております、その為しっかりコイルに信号が伝わり、エネルギーロスが極めて少ないため、付帯音を感じないのです。

このカートリッヂは全くジャンルを選びません、ジャズ向きだ等とネットで語ってる方がいらっしゃいますが、生産国はデンマークです、ならばどちらかと言うとクラシックです、聞いた感じもそうですが、何を聞いても穏やかでしっかりしてるので、とても優れた音を再生します。

そして何と言っても、長年皆さんから駄目だしをされ続けたCDプレーヤーです「こんなにアナログが素晴らしいのに、デジタルがこれでは残念で仕方がない」たくさんの方にそう言われました。

そして私は国内外含め総てのCDを聞き漁り、EsotericのK‐01Xに行き着いたのです、そしてK‐01Xを更にドライブするには、同社のマスタークロックジェネレーターG‐01を繋ぐしかないと気が付いたのです。

その凄さとは、アナログと似たような音質になることです、これには正直驚きました。

そして、これら素晴らしいハイエンド機材の性能を丸裸にして尚且つ、素直に生かすにはどうしても、優れたマルチシステム機材が必要だったのです。

それを作って頂ける人物を探していると、千葉のIさんから連絡が入り、千葉県の検見川にあるイシノラボさんが良さそう、との情報が来たのです。

早速Iさんと二人で聞きに伺い、その鳴り方に腰を抜かしたのです、その音とは個人の思い入れや、変な癖が全くなく、まるでアンプが消えたかの様な鳴り方だったのです。

「とうとう出会ったな」そう思いました、そして細やな話をイシノラボさんと煮詰めさせていただき、プリアンプ(MCトランス内蔵)、チャンネルデバイダー(モノラル仕様)、パワーアンプ三台を総て去年の暮れにオーダーしたのです。

なので、私のマルチシステムは、一般的なイシノラボの製品ラインナップにはなく、特別バージョンであり、全くものが違う事をこの場を借りて、申し添えておかねばなりません、次元が違うプロどうしの打ち合わせを何度もしたのです。

話は少しそれますが、今年の六月に父が他界しました、その日に偶然最後のパワーアンプが完成し、次の日に我が家へ届き、それからずっとCDをリピートさせたりして、24時間鳴らしっぱなしにして慣らして来たのです。

その日から数えて鳴らした延べ日数は、47日間になります、八月七日迄で慣らしたトータルタイムは、1128時間となったのです。

一般的にオーディオを聞かれる時間は、大体一日三時間位とお聞き致します、私と同等の慣らしを行おうとすれば、何と一年365日かかる事になるのです。

私のリスニングルームは、防音設計数値が250Hzで、大体マイナス30dBなので、大きな音量で24時間鳴らしておける環境にあるのです、ですから47日の僅な時間でも、普通の方の何倍も早くエージング完了となるのです。

しかし、時間だけが大切な訳ではなく、実に様々なジャンルやたくさんの楽器の音を鳴らす努力が必要になります。

しかもウェスタンスピリッツの電源は、200V/30Aの電源が総て単独電源なのです、そこに機材一台一台に総て低磁束で容量1000Wクラスのノイズカットトランスを特殊なケーブルで繋げてあり、安定感そのものなのです。

二本のスピーカーは確かに目の前に存在するのですが、それらは音楽を再生した段階で消えてなくなったかのようです、大きなスピーカーがある雰囲気はなく、定位は小さく小さなスピーカーが鳴っている、そんな風に鳴ったのです。

しかも、甘さのない迫力もしっかり伴っています。

その慣らしが総て完了したのです、少しずつ音は日増しに静かになり、全く癖のないJBL 4560BKウンドが確実に形成されました。

ウェスタンスピリッツのJBLは、JBLにありがちなアタック感や弾んだ感じなどそんな甘さは全くありません、ただ録られたままに穏やかに滑らかに鳴っております。

人間独りでは何にも出来ません、人からの情報を素直に聞き入れ、自分の我など通さず、素直になることが大切ですね。

オーディオだけに限らず、何でも同じです、何かが上手くいかない時、自分を疑う事も大切ですね。

「俺はこうだからこうだ」だけでは、何の進歩もないのです、そして、絶対的な本物中の本物を見抜く力を、経験を積んで身に付けなければなりません。

しかも理知的に理論的に。

ウェスタンスピリッツは、山の八合目までは到達致しました、それでも未だ八合目です。

ウェスタンスピリッツは、みなさんに感謝すると共に、更に高嶺に登ります。

でも、まだまだですね。

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