生との違い
久々で生の音を聞いて、その方の同じ内容のCDを購入してきたのですが、やはり情報が欠落しているのです。
欠落しているのはどんな音かと申しますと、弦と弓が擦れる音や、奏者が踏みならす足音や、その背景にあるような殺気のようなエネルギー感です。
ジャズ等でよくある録音の違いのようなものとご理解下さい、OJC等で聞くと入っているビル・エバンスのワルツフォーデビーのビレッジバンガード下を走る地下鉄の音です。
日本のビクター盤には消されて殆ど聞こえません、国民性なのでしょうが、楽器以外の音を消してしまうのが日本の録音の様です、日本盤ならばアナログもCDも殆ど聞こえません。
おかしな事をするものです、演奏の総てが芸術なのに、何故総てを録音しようとしないのでしょうか。
私は録音された総てを、素直に鳴らしたいので、色々比べ分かりました。
日本の音源ばかり聞いてる方は以外と気付いてないかも知れませんが、入っているものが聞こえないのはやはり面白くありません。
とにかくいかにして総てを鳴らすのか、これにかかっているのです、くだらない事かも知れませんが、入っているものが鳴らないオーディオは駄目なのです。
品格や雰囲気はその先にあるすてきなものなのです。
LCネットワークにせよマルチにせよ抜けたり被ったりした周波数がない帯域バランスが大切ですが、
みなさん結構抜けたり被ったりしています。
レベルもあまり揃ってるとは言えません。
これを聞き分けるにはやはり、経験を積まないと理解できないし、他人のご指摘が必要になるのです。
オーディオは関係のない第三者をうならせてなんぼの厳しい世界です、一人でやってるとたまにとんでもない帯域バランスになってる事があるからです、分かる分からないではなく、聞いて良いか悪いかただそれしかないのです。
みなさん、情報量を増やしましょう。