何故帯域バランスは崩れるのか
輸入盤で帯域バランスをとることが大切だと思います、私は若い頃、輸入盤で聞いた音を日本盤で鳴らそうとした事がありました。
昨日も書いたビル・エバンスのワルツフォーデビーのビレッジバンガード下を走る地下鉄の音です、私のは日本盤(レコード)でした、しかし僅かにしか聞こえないのです。
友人宅で聞いたのとは明らかに違うのです、これはまずいと思い、ドライバーやツィーターのレベルやスピーカーのセッテングまでいじりドツボにはまってしまいました。
気付かない分からないとは時にとんでもない事になっているものですが、世間のオーディオマニアのレベルはこんなものです。
分かった方はまだ良い方ですが殆どが気付いてさえいません。
オーディオはとにかく経験なのです、理論が伴わないと何をやっても結論はでないのです。
真剣にオーディオをやってきた、私でさえこの様なミスをすることもあるのです。
ましてや経験のない方に分かるはずがないのです、私の場合録音されてないものを無理矢理、鳴らそうとした結果、とんでもない帯域バランスになり、何年間も苦しんだのです。
オーディオを上手く鳴らすには良いソフトを聞くのが一番です、日本盤も輸入盤も変わらないなどと話しているようではお話になりません、全く違います。
それに気付かず色々やっても将来必ず失敗に気付き、ウエスタンスピリッツが色々呟いていたのを思い出す筈です。
オーディオは人それぞれなどと話してる方をよくお見受け致しますが、それぞれあるとは言え、やり方はそんなにたくさんはないのです。
オリジナル盤を購入しろとは言いませんが、日本盤と輸入盤が販売されていたならば、迷わず輸入盤を購入するべしです。
それはCDも同じです。
何故貴方のオーディオは上手く鳴らないのか、日本盤で帯域バランスを決めてる可能性があります。
そして不思議ですが、帯域バランスがしっかりとれると日本盤も上手く鳴るようになるのです。