接点は少なく
これが原則です、あまりごつすぎる接点は音が重くなり、ケーブルが太くなった計算になりあまり宜しくありません。
つまり接点どうしを重ね圧着しなければなりません。
色々考えると、やはり半田で直に留めるのが一番です、少なくともウエスタンスピリッツはその方向で今の音になりました。
ただ一つ、半田で留めるデメリットもあります、半田は優れた端末処理方法ですが、融合する迄に時間がかかるのと、高熱で溶かす為接点も半田自体も焼けている事です。
鳴らした時間が72時間を超えなければ答えが出ません、話は少し違いますが、これだからLCネットワークの定数(アッテネーター固定抵抗)がなかなか決まらないのです。
半田は処理をした時は良くても融合してる内に音質が変わって来るのです。
ですから待てない方は損なのです。
話は端子に戻ります、端子をしっかりさせる前に元になるケーブルの太さを考えてみて下さい、太すぎるケーブルは特に高域が減衰します、それと同じ事です、ですから変わった事と良くなったのとは別の話と書いて来たのです。
ケーブルとケーブルの間に入る端子は、まずそこをよく考えなければなりません。
それに端子は接点が増えます、なので出来うる限り端末どうしを綺麗に絡げてしっかりと半田で留めた方がエネルギーロスを防げるのです。
その時、半田がしっかり裏まで廻っているかつぶさに確認する事が大切です、半田はしっかり付いてるようで意外と天ぷらになっているものです。
とにかくオーディオに妥協は禁物です、あと一仕事やらなければいけない所を『また次にやればいいや』と思っていたならば、そこまでの音しか鳴らす事は出来ないでしょう。
私は色々やるやらない、その前に総て行って来ているのです、まだまだではありますが、最後、今の音質にするためには、もう世間で魑魅魍魎に言われてる様々な変なセオリーを飛び越えて、システムをまともにセンスよくしっかりやり直しをしたのです。
まともな機材を選び使い、接点をスッキリシンプルに綺麗にしっかりさせる、オーディオはここに尽きます。
音が良くなるメカニズムは真剣に考えれば誰にでも分かります。