ネットワークの調整その後
今回聞いていてどうしても気になり、久し振りにカットオフ周波数とアッテネーター(固定抵抗)の値を変えました。
ドライバーの音の高い周波数が薄くうるさい気がしたのと、ツィーターの伸び伸びした感じが欲しかったからです。
真価はまだ出ていないのですが、初期のエージングは終了したので明日あたり半田で留めてみます。
あまり、みのむしクリップだけで簡単に留めて試聴していても、良い結果にならないので、接点をしっかりさせて音の変化を一ヶ月聞いてゆきます。
その、仮に行う半田の留め方ですが、部品のリード線を簡単にクロスさせて半田で留めます、まだからげたりしません。
それは何故か?
まだ部品の定数が決まっていないからです、これから先、音は劇的に変わってゆくからです。
部品の定数変更の時に外しづらくなるのと、クロスしただけならば半田ゴテで簡単に外せ作業がやり易くなります。
当然まだ部品のリード線の出っ張った余分な所も邪魔だからと切ってはいけません、場所の変更などが必要になった時に届かなくなり、また購入しなければならなくなるばかりか、新しくするとまた音が変わってしまうからです、そこはご注意を、あくまでまだ仮の状態です。
しかし、今回はかなり固定抵抗の定数を動かしました、以前はドライバーがマイナス10dB、今回はマイナス12dB、ツィーターが、前回はマイナス10dB、今回はマイナス8dBです、単純にかんがえても、ドライバーとツィーターの以前とのレベルの差は4dBと言うことになります、えらい違いですが、カットオフ周波数が変わると変化は大きくなる事があります。
音質ですが、低域の量感が増えて引き締まり、前に出てきて、奥行きがあり、広がりがあり、スッキリして、定位がしっかりしました、高域はシンバルがカッツーンとなり、高い所までのびて、全体的にはワイドレンジになりました。
私のシステムではJBLのLE-85はコーラルのAH-500と合わせているせいか、能率も少し上がり、あまり高い周波数迄使わない方が、音は薄く明るくならないみたいです、とにかく鳴り方が全く変わります、カットオフ周波数は5000Hzでマイナス6dBクロスですが、実際には教科書に書かれているように綺麗には切れておらず、もっとだら下がりになっています。
半田で留めましたらまたご報告致します。