神秘的
最近ウエスタンスピリッツのオーディオシステムは、とても神秘的な鳴り方をするようになって来ました。
やはり止めずにリピートして、鳴らして来た証だと思います。
どう神秘的なのか?これはなかなか文章に出来ません、あえて話すなら、音はオーディオから鳴っているのですが、もうスピーカーからは聞こえない、と言ったらわかりやすいと思います。
特に高音が、まるで岩の壁の隙間から染み出て来るような、不思議な感覚なのです。
録音されたその場の香りや雰囲気、楽器の形まで分かる気がするのです。
奏者や歌ってる人が 立っているのか座っているのか、そんなものまで見えるような気がするのです、足は床や地についています。
自分で話すのも変ですが、ここに来るまでに、コンサートへ行ったり、楽器とはどんなものでどの様な作りでどの様な響き方をするのか。
どの様に聞いた人の耳に届くのか、そして、人はそれらをどの様に捉えているのか、いっしょくたには出来ませんが、考え体験して来ました。
音楽とはどの様なものなのか、人は何故音楽を欲するのか、そして、人はオーディオに何を求めているのか。
これらをひたすら考えて来ました、そしておぼろげながらも何となく答えが出たような気がします。
だからこの音の変化に気がついたのだと思います、気がついてオーディオをさわるのと、気がつかないでオーディオをさわるのとは全く意味が違うのです。
直感や感や勢いだけでオーディオは出来ません、また理論だけでもオーディオは出来ません。
優れた機材を使っただけで音が良くなる事はありません。
やはり類い希なセンスも必要になる厳しい世界なのです。
それらを電気的やメカの振動や、数多くある接点を部品の品位も含め音にして、音楽を鳴らす、これがオーディオなのです。
ですから生と少し違いオーディオは時に、神秘的に聞こえるのだと思います。