グランド&シールド
私は今年七月で58歳になります、30歳くらいの時に初めて知りました。
無線の世界では一般的にシールド線はグランド(マイナス)として使われ、入り口も出口側も両端に繋がります、いわゆる何C2Vと言われホットは一芯の(単線のタイプと複線のタイプがある)です。
オーディオは二芯シールドが多く、エンド側にシールドを落とし、スタート側の寸前で絶縁されたタイプが多いです。
ご多分に漏れずウエスタンスピリッツもそのタイプです。
ウエスタンスピリッツも以前は両端の端子にシールドを落としていたのですが、聞き比べると、シールドを両端に落とすと、穏やかさや余裕がなくなり音が固く感じます。
つまり、音が詰まったようになり、のびのびしなくなるのです。
音は鳴りきらないからうるさくなる、これが私の持論です。
私がなぜそこに行き当たったのかですが、機材の下に木材を敷いていった時の事、敷く木材の種類によって音が固くなったり、しなやかになったりします。
つまりそうなるのは、それまでの経緯や色々な事が重なり、機材が鳴りきらない状態なのだと気がついたのです。
そして、ラインケーブルのシールドの大切さと、グランドをしっかりシンプルに落とさなければならない必要性を感じたのです。
とにかくケーブル作りから他の事、他の事からケーブルの事が分かったり項目が多すぎて、とても総てをブログで書く事は出来ないと思われます、しかしかなり書きました。
常々オーディオは閃きと行動力と経験と語って来ました、そして、最後に理論が付いて来ます。
正にその通りで、私より百戦錬磨の方はたくさんいらっしゃいます。
私はこれが生業なので理論的に考えますが、一般の趣味でやられてる方はあまり固く考える必要はないのかも知れません。
オーディオのラインケーブルには方向性をつける、グランドはしっかりシンプルにアースへ落とす、これが大切です。
色々やられてる方がいらっしゃいます、中にはとてつもなく素晴らしいものがあります。