ナチュラルサウンド
ウエスタンスピリッツが目指した鳴り方です、世間のオーディオの音にはその方独特な作ったところを感じます、聞かせて頂くと強く違和感を感じます。
私は思いました、作るから鳴らないのだと「JBLのスピーカーは迫力や躍動感がある、だから私はJBLを使うのです」この言葉をよく耳にします。
個人的に違うと思います「JBLは良すぎるが故に上手く鳴らない」こう思います、私もそうですが、殆どが上手く使い切れていません。
まだまだではありますが、実際極限まで鳴らしてみて思います「本来JBLの音などない、誰もが上手く鳴らせないだけ」私はこう思います。
お店の店頭の音のように、あのようないい加減な設置の方法でいったい何が分かるのかと思います。
ケーブルに拘りがないとか、セレクターを通してるとか、そんな問題の外のおはなしです、良い音を鳴らそうとしていないのです。
全部切り替えで音が鳴れば良いわけです、店頭で聞いて決定し配達してもらい、あまりの音の違いにびっくりしないのでしょうか。
私は初めて揃えたシステムを聞いてがく然としたものです。
そこからオーディオを鳴らそうと努力してる内に、色々分かって来たのです。
最後に気がついたのはお客様からお伝えいただいた内容でした、選んだ板をスピーカーやラックや機材の下に敷いて行くと言う内容です。
しかしなかなか受け入れる事が出来ませんでした、そのお客様はとにかく音を良くしたかったのでしょう。
どんどんエスカレートして行きました、でもご自宅に招かれ、見せられても聞かされても納得出来ませんでしたが、数回通い聞いていく内に、帯域バランスは整ってないものの、音は明らかに軽やかになって行きました。
当時住んでいた調布の賃貸マンションは狭く、同じことをするにはスペースが足りなかったのです。
その頃、実家を壊し我々夫婦も一緒に住める家を建て替える計画が始まったのです。
その話がまとまり、建ってから四年たち現在に至ります、新たに建築するため床や壁や電源等出来る限りこだわる事が出来たので、同じにしてみて、初めてその激変に驚いた次第です。
激変と言うよりは、総てが整い、静かになり原音に近付いたのです。
スピーカーからの振動を床に伝えず、機材をまともに動作させ、木の響きも同時に追加させる。
これがお客様の狙いだったのです、さすがに私も気付かなかったです、他にも色々な方法があるとは思いますが、ナチュラルなサウンド構築の一つだと思います。
しかし、周りを見渡してみても、自分と同じ方向の方もいらっしゃいますが、ウエスタンスピリッツと同じ方向の音質に至ってる方は未だにおりません。
なのでオーディオはトータルで鳴るのだと思います。