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この記事は、2018年11月7日に、FC2ブログからこちらのサイト(https://we-spirits.jp)へ
移転したものです。

主観的良い音

色々な方向から何度も書いて来ました、私は四十年、ひたすら良い音とは?これを追いかけて来ました。

ある方に「生の弦楽四重奏のコンサートを聞きなさい、ピアノが入ってたら更にベスト」と言われ、最近、聞く機会が増えました。

何事も真実を歪めたくありません、オーディオばかり聞いてると基準がないため、原音が分からなくなのです。

実際のコントラバスの音とは、軽やかで引っ掛かりがなく、まわって来るような低い低音です。

チェロの音は音階が人間の声に似ていて、マイルドで奥行きがあります。

ヴァイオリンの音はしっかりしていて、細くはなく、柔らかさの中から品のいい、鋭くも香りのあるような気品のある音があるのです。

ビオラの音はこの総てを、調和させ包み込むような音です。

その総てはトータルで円やかで濃いのです、オーディオで聞くように薄っぺらくは有りません、弦楽器のボディーはイタヤ楓が多いです。

これをスピーカーから鳴らせばいいのですが、柔らかさの中から品よく抜け出るような帯域バランスを作るのが難しいのです。

ピアノの音は雄大で基音において一番帯域の広い楽器です、ボディーの材質は桜の木が多いです。

だからと言うわけではありませんが、これが一つの答えのようなものと私は考えます。

インシュレーターにした場合、楓の木は弦楽器そのものの音を品よく形成し、桜の木は解像度と勢いを形成し、金属はジャズ等のシンバル等の音を形成する気がします。

しかし、金属は電気が導通するので、響き以外にもシールド効果を期待出来ると思います。

総てが木材ではなく、総てが金属ではないのです、使いどころとその何故?を解明し、正しく適材適所で使うと良いでしょう、しかしこれが難しいのです。

音はやり方が間違えてなければ、理論的に説明がつきます。

その通りになる事を私は経験して来ました、また聞かなくとも経験と理論で総合的な鳴り方は大体は想像出来ます。

そして更に実際のクラシックコンサートを聞いてると、音や響きに陰影のような影と、スポットライトをピンポイントにあてたような鳴り方があります。

しかしそれをオーディオで再生しようとすると、時に音が暗くなりすぎ、ボケてしまうのです。

良い音とは無理なくその総てをそっくりに鳴らすことですが、これがとても難しいのです、それには総てをあからさまに神経が浮き出したように鳴らすことだと私は思います。

本当に総てが浮き出たように鳴ると、うるさくなるような気がしますが、そうではなく意外や意外、穏やかで滑らかで静かに品よく鳴るのです。

みなさん、努力してみて下さい。

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