エージング
何度も書いて来ました、慣らしの時間の事です、新たに購入した機材や機材の下に敷いたインシュレーターやケーブルなど、やはり簡単には慣らしが終わらないようです、何度も経験して来ました。
ウエスタンスピリッツのお客様も、二年半位で音が突然変わってきたと仰るお客様もたくさんいらっしゃいます。
多分、私のように365日24時間鳴らせる環境にないのと、見てない所で何が起こるか分からない不安があるのでしょう、オーディオ再生のお時間は普通の方で、一時間から三時間位と推測いたします、だから時間がかかるのでしょう。
それまであまり色々変化させずにじっと聞いてると「最近、何を聞いても上手く鳴るな」と気がつくものです、しかしそんなに大きな変化ではありませんが、ソフトを選ばなくなるのは好ましい事です。
あまり頻繁に色々とっかえひっかえやると、私でさえ、前後関係が複雑に絡み、分からなくなります。
私はたまたま左手の指が痺れたので休む事が出来ました、それで確信したのです。
確かに待っているのは苦痛かも知れません、待たずに色んなジャンルやレーベルのソフトを聞いている事です。
明らかに情報量も増え余計な音が減り、落ち着いて来るのです、確かに慣らそうとして待っている時は、なかなかその違いは分からないのですが、その時は突然やってくるものです。
特にアナログのMCトランスです、多分、永遠に変化し続けると思います。
間をあまり空けずに使い続けていると分かります、カートリッヂは起きるまでかなりの時間を要するもので、鳴らせば鳴らすほど鳴って来ます。
違いはクッキリしてるかどうかです、嘘臭くクッキリしてるのでなく、情報量が格段に増えて、音がスピーカーから剥がれるイメージです。
CDとの違いは、CDは明らかに音がスピーカーから鳴ってるイメージがありますが、しっかり調整されたアナログはそんな事はありません。
それにしても旅行で部屋を空けるとき、三~四日通電してなかったオーディオの音は酷いものです。
丸一日位は全く駄目ですね、慣らしもこれより遥かに緩やかですが、似たような変化の仕方です。
オーディオとは時間のかかる趣味です。