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この記事は、2018年11月7日に、FC2ブログからこちらのサイト(https://we-spirits.jp)へ
移転したものです。

B&W

MATRIX 805V 秋葉原オーディオショップ勤務時代によく販売した。

価格も購入しやすく、何より音が良かった、JBL4425も当時人気だったが「大きさがちょっと」と仰るお客様が結構多かった。

この頃から小型スピーカーシステムが加速的に見直されて来たような気がする。

発売されてから一年程でサウンドアンカー(金属製の黒いスピーカースタンド)の販売が始まった。

私は毎日店頭で鳴らしていた、CDはデイヴグルーシンのデュークだったと思う、その二曲目と、エリック・クラプトンのアンプラグドを聞いていた。

すると冷やかしに来たお客様も、みんな音の良さに立ち止まり聞いていく。

そして鳴らしている私との会話になる、自分で鳴らしていて言うのも変ですが、本当に音がいい、ヤマハのNS‐1000Mは当時まだあったが、それより低音が低い方へよくのびたのである。

クラシックをかけてもジャズを鳴らしてもとにかく上手く鳴った。

別に購入予定のなかったお客様も、みんな驚き購入していった。

私はだいたい持ち帰っていただくより、メーカー直送を使っていた。

二本セットで箱に入っているため結構大きくて、あまり在庫出来なかったからである。

それの二台目が今部屋にある、繋ぐのが面倒なのでプリのレックアウトからケーブルを繋げパワーアンプのボリュームで聞いてみた。

普段私はJBL 4560BKと130Aを軸としたスリーウェイのマルチシステムで聞いている。

驚くのは低い音階がメインシステムより素直に沈み込む事だ、定位もかなり優れている、トータルではやはり自分のメインシステムが優れているが。

「こちらの方向もありだな」そう思った、それぞれに聞き所が違い役割も違うのである。

このスピーカーをスタンド込みで久々に聞いた、人間とは当時の音をしっかり覚えているものである。

今聞いてもやはりいいスピーカーシステムだと思った。

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