ノイズカットトランスどおしの距離
やっと腰の痛みも少し和らぎ、リハビリを兼ね少し筋肉を鍛えていた、人の身体は痛いからとあまり甘やかしていては固まってしまいなかなか治らない、まだ少し痛いがやってみた。
低磁束ノイズカットトランスは一台20kgはある、これを新たに作った狭いラックの裏から運ぶのである。
スペースが少し増えた為、ノイズカットトランスを沢山おきすぎて距離がなくなり、低音から僅かなノイズが出た。
ドライバーやツィーターは低音再生能力に乏しい為聞こえないだけで、同じく干渉している筈である。
「ノイズカットトランスが繋がり、ノイズが聞こえないから大丈夫」これでは駄目である。
感じないだけで必ず干渉してる筈、ケーブルの長さを気にするより、多少ケーブルが長くなっても、ノイズカットトランスどおしの距離を重要視したいものだ。
ノイズの影響は必ず音に関係するはず、僅かな差を耳で聞いて判断していくしかないのだ、その差は音の広がりとなってあらわれると思う。
今回これを上手く乗り越えたら、かなりのレベルになると推測する。
ラックの裏は我が家のスペースからして三台が限界と思った、そこに五台設置していた、その影響は計り知れない。
なのでマスタークロックジェネレーターG‐01と、CDP K‐01Xに繋げた二台のノイズカットトランスを、ラックの後ろから外した。
機材からの距離がノイズカットトランスから少し遠くなるため、5mの電源ケーブルを沢山仕入れておいたのである。
これをちょうどいい長さにカットして作り、総てゆったりとした配線にする。
ラックの裏に設置した高、中、低音のパワーアンプ用のトランスはそれぞれを向かい合わせずに設置した、これは以前やってみて絶大な効果があったからだ、結果それぞれ倍の1mの距離が出来た。
試聴の結果は話すまでもない、絡まりのないとても品のいい広がりのある空間を感じる綺麗な柔らかな音になった。
因みにウエスタンスピリッツの低磁束ノイズカットトランスのコアは、EIコアであり、その材質はオリエントである、底力のある音質である。
トロイダル巻きのノイズカットトランスも所有しているが、甘く音に力がない。
正に現代のハイエンドのような、端正な音の傾向である。
それから鳴らしっ放しで結構な時間が経った。
それにしても音はどんどん濃くなってくる、濃いと感じない位濃いのである、重心が低い、かといってこもったような糞詰まりのストレスを感じるような音でなく、奏者の動きも感じ開放的である。
ボリュームを絞っても上げてもビクともしない、堂々とした風格のある見事な音である。
残すはノイズカットトランスの一次側まで配線した1.6mm単線の絹巻きである、多分、音は響きが減衰するので、更に落ち着いた音質になる筈である。
とりあえずここまでは今年の内に終わらせたい。
話は変わるが家内がまた何やら作り出した、聞いてみると整理してくれたレコードにアーティストやジャンル別に分けた見出しを、パウチをして作ってくれた。
見ているとカットも含め実に大変な作業だった、私には面倒で作れない。
何時もありがとう、これでレコード探しは一目瞭然で楽になった、本当に妻には何時も頭が上がらない。
それにしても、ノイズカットトランスどおしの距離は、当たり前だが必要である、ノイズカットする筈のノイズカットトランスからノイズが出てはいけない(笑)