実験結果その2と終わりなきオーディオ
やっと少しは答えが見えたと思っていたオーディオですが、やはり全く終わらない。
今まではACとスピーカーケーブルだけに繋げていたENACOM、それを今度はツィーターの端子にも繋げてみました、ある実験の為に。
高域はのび、更にドライバーとの繋がりは向上したように今は感じます。
しかしこういった大きな変化の場合は、何ヵ月、何年と聞いてないと本当の事はわからないのです。
その時の自分に酔っているかも知れないからです。
ENACOMは繋げるとドライな音がウエットになり、荒れた肌を潤わせるハンドクリームのような感じです、音に深みが増して、奥行きとひろがりがあり、最大の特長は、うるさくならないところです、何度も話しますが高域は減りません。
はじめてCDにトランスを入れた時の感じに似ていますが、音の変化はそこまでの支配感はなく、とてもさりげなく自然で不思議なのです。
支配感はなくとも、やはりその変化は大きいと言わざるをえません。
我が家でうるさかったレコードの殆どをまともに聞ける様になりました、試しにウエスタンスピリッツでない有名な市販されてる高級スピーカーケーブルをネットワーク迄繋ぎ、ENACOMをつけて試してみました、でもやはり結果は同じで、それなりにENACOMの効果はありましが、重たい被服の音は消えませんでした、そして丸三日そのまま聞いて、結局ウエスタンスピリッツケーブルに戻しました。
ENACOMをつけても被服の音はやはり消えませんでした、やはり絹の被服の効果はあります、正直少しホッとしました、ひょっとすると、ウエスタンスピリッツのケーブルは特殊なのかと思いまして。
それにしても面白い効果です、うるさいと思っていたレコードはそうではなく、ボケてると思っていたレコードも以外とクリアーです、でもこれは大変大事な事です。
今まではあまり聞かなかったクラシックギターのレコードは以前よりは聞ける様になったのもあります。
スピーカーボックスを何かで抑震補強する事もなく、私のいつもの攻めの方向でかなり改善された事になります、しかもどの音も失わずにです。
やっぱりケーブルにはまだ解明されていない何かがあるのです。
とにかくオーディオは良いものが、また理屈上優れたものが良い音を作る訳ではないのだと改めて思います。
スピーカー選びに始まり、鳴らすその部屋、アンプやラックやその他オーディオアクセサリー、ネットワーク、半田、ケーブル、端子、端末処理の仕方、セッティングその総てがとても大切です。
この部屋では総てやりきった等と私は、恥ずかしながらほざきましたが、やることはまだまだ限りなくありそうです。
オーディオに一つのパターンは存在しない、道はまだまだ遠い、オーディオは果てしなく終わりのない趣味、このブロクが尽きる事は永遠になさそうです。