冬のアナログ再生
カートリッヂの動作は気温や湿度と密接な関係にある、カンチレバーを支えているダンパーがあるからです。
ダンパーとは特殊なゴム製です、当然暖かいと柔らかくなり、寒くなると固くなります。
当然支えているダンパーが柔らかくなれば動きやすく、音溝に有利となり、固いと動き辛く、少なからず音溝にもダメージを与え不利となる。
冬に聞くときは何時も聞く最低一時間程前から、エアコンの設定温度を22度にして暖房を入れておく。
その時当然の事ながら、ターンテーブルの電源もONにして回して置くことを忘れません。
それでもアナログは、毎回レコードを片面程再生しないと、音の固さがなくなりません、後はかければかける程聞きやすくなります。
個人的に梅雨に入る前の春と、湿気のない秋の音が最も音が良いようです、冬は湿度は低いですが、気温が低くなりダンパーも固くなり再生に不利です、レコード盤も静電気を発生しやすくなります。
個人的にドイツグラモフォンの録音が全体的に好きです。
特にピッコロやフルートは、トーンアームの調整が決まっていないとらしい音になりません。
アナログは寒い部屋でいきなり聞かず、部屋を暖めてからお聞きする事をお薦め致します。