ドヴォルザーク 新世界
とてもクラシックのジャケットとは思えない実にユニークなレコードですが、名盤です、ドボルザーク新世界、指揮者はオットークレンぺラー、フィルハーモニアオーケストラ、1959年録音SAX2554、イギリス盤です。
このレコードも鳴らすのが非常に難しい一枚です、やはりスピーカーがしっかり調整出来ていないと、音は妙に真ん中に集まり、広がりに乏しくうるさかったり、全く面白くなかったり、今まで我が家はそんな鳴り方でした。
こんなに広がった開放的で滑らかな録音だったのかと改めて思いました。
クレンぺラーはオーケストラ全体をまとめるのが実に優れた指揮者だと言えるでしょう。
しかし私のスピーカーからこのデザインのJBLからこの音が出たこと自体が脅威です。
オーディオは、ちゃんと鳴ればジャンルは問わないと、私は語ってきました、それにしても目から鱗の鳴り方です。
オーディオは決して隣のお部屋で鳴っている様な絵空事なんかではない、ちゃんと鳴れば物凄く近いと言う事なのではないでしょうか。
確かにレコードに生の音など入ってはいない、それは分かるのですが、録音はやはり時として生を越えるのです。
先ず、こんなに全体をしっかり聞ける良い席などコンサートではとれないではありませんか、それと生ではステレオ感はないです。
ネットワークを更にしっかりさせ、床がしっかりしたら、いったいどんな音になるのか、今からワクワクします。