電源
アナログプレーヤーのノイズカットトランスを外してから丸三日以上経ちました。
答えは外したその日に出ましたが、やはりここにも慣らしが必要です。
まだ変化はするとは思うが答えは出た、ノイズカットトランスはエネルギーロスを起こす。
音が穏やかで滑らかに変化しました 、ノイズが更に少なくなくなりました、そして分離に優れ更に音の定位が小さくなりとても聞きやすくなりました。
これは余談ですが、今までは聞きながらオーブントースターを使うと、明らかにノイズが出ました、今はそれもなくなりました。
多分消費電力の大きなオーブントースターを使った事で、トランスの電力が奪われトランスが強く動作したのではないでしょうか。
他のトランスも同様で、お互い干渉しあったのだと思います。
今ではノイズカットトランスは、CDPとマスタークロックジェネレーターに繋いだ二台を残すのみとなりました。
ノイズカットトランスは効率がよくありません、なので容量の大きなものが必要になります。
またそれが仇になる気もします、何でも必ずメリットとデメリットがあります。
ノイズカットトランスは正にその代表格と言えるでしょう。
しかし、アメリカ製のCROWNなど117ボルト仕様のものは、ノイズカットトランスを入れてでも、117ボルトにして使わなければなりません。
私は以前CROWNのアンプを使用していました、ステップアップタイプのノイズカットトランスを繋ぐと整った音になりました。
そこから勘違いしたのです、かなり年期の入ったアンプで、数年後部品や接点の経年変化などで音がぼけてるのに気がつき、イシノラボのアンプに辿り着いたのです。
その時にイシノラボをもっと信じノイズカットを繋がず聞いてみていたなら、初めからノイズカットトランスは必要なかったのかも知れません。
人間とは信じ切っていると、総てその方向に走ってしまう困った生き物なのです。
しかし間違いながらも、やってみたから分かる、こうともとれませんか。
以前CDの音に気配を付けたいと思い、ライントランスやだんかんトランスを沢山繋げて聞いていた事がありました、今では一台も繋げておりません。
ノイズカットトランスを繋げると、その方向に似ています。
この失敗例も過去のブログに書いて来ました、しかし言葉は悪いですが、ビンテージのボケたアンプには、ライントランスやだんかんトランスは、とても効果があります。
薄かった音質が濃厚なビーフシチューのような雰囲気になる可能性があります。
しかし現代のハイエンドでは全く通用しないと思います。