文章で伝えられない音質
と言うか、今のウエスタンスピリッツの音は、聞いたそのままをブログで書くと、自慢めいた嘘くさい文章になる、もう文章にならない。
しかし聞かれた方は皆さん「ブログに書いてあるとおりだ」と話す。
正直この様なサウンドが、JBL4560BKから鳴るとは私自身想像すら出来なかった。
このボックスから絶対に鳴らないと言われてきた本当に低い低域(現代のハイエンド程ではない)が遂に軽々と鳴ってしまったのである。
そして何より、その帯域バランス総てが、自然で作ったところが全くなく感じる。
まだまだ私的には色々不満はあるが、もう文章だけで簡単に今の音を、お伝え出来なくなって来た。
イシノラボのマルチシステムとは、躍動感のようなハッタリのようなものはないのです。
沢山整理して捨てた断捨離の事である、実は断捨離にはかなりの思い切りがいると思っていたがそんな事はない。
必要と思い寝かせていた物が目の前から消えてしまっても、その場所は新たな空間となる、ただ気持ちいいのである。
一晩位は少し寂しい気もするが、次の日には忘れて、次に何を捨てようか考える。
「いつか使うだろうから、勿体ないのでとりあえずとっておくか」いいえ、そうではない、二度と使うことはなかった。
とりあえずなどと考えてしまっているので、必要になっても肝心な時に出て来ないのだ。
ラックも新たに作り、総ての機材がその中に収まった、所狭しと床に置いてあったレコードもしっかり棚に収まった、ゴミの奥にあり取り出せなかったEP盤もLPラックの上に収まった。
工具もその他もろもろも、どこに何があるのかとても分かりやすくなった。
部屋が片付き結構なスペースが出来た、配線も綺麗にスッキリした、所謂まともな部屋になった、この状態で音も良くなった、元々オーディオはそこそこのレベルに来ていたのだろう。
今回当たり前の事をただ当たり前にしただけのこと、しかしこれで音が悪くなる筈がない。
家内に促されとにかく片付けた、自分には出来ないと決め付けていた、でも出来た。
出来たのも自分、ゴミの山にしたのも自分、片付けて良かった。
ウエスタンスピリッツは更に、次の扉を開く事になるだろう。
しかし、オーディオは何処まで鳴るのだろうか?今の音をブログに書こうとすると自慢のようになってしまう、でもこの先が楽しみである。
いかにして普通のソフトを端正に鳴らすか、これがオーディオである、何も特殊なソフトは必要ない、誰もが聞いてる普通のソフトから、皆さんが驚くような音を鳴らしお聞かせしたいのである。
しかしウエスタンスピリッツは特殊な事はしていないと思います、むしろ消去法で余計なものを取り去り、音を軽やかでまともにして来たつもりです。
でも結局は自己満足なのかな?そう思えて来た、私は販売員の前に、圧倒的な帯域バランスの整った調整卓の前に座り録音をしていた。
でもスタジオのスピーカーの音とは、帯域バランスは確かに整っているが、多分自宅へ運んで聞いてもつまらない音になると思う。
総てがガチガチで無機質なのである、正確無比なだけで、旨味のようなものが全くないのである。
私が帯域バランスを気にしているのは、その絶対的な帯域バランスを理解しているからだと思う。
オーディオはあまり色々追加せず、床を音の為にしっかりさせると早道に繋がる気がする、後は総ての端末の処理の仕方や、清掃がとても大切である。
あまり自分のシステムの音は語るべきではないような気もするが、やはりある程度語らないと伝わらない。