ステレオVSモノラル
アナログのお話です、VS(バーサス)と言う言い方はおかしいですね。
色々聞いたがどちらも(ステレオもモノラルも)素晴らしいです。
ある程度の音量で濃密で鮮やかな音楽を聞けるモノラルに対し、素直でしなやかな広い音域を小さな音量でも楽しめるステレオ。
ただモノラルは真剣に聞きたくなるので、多少耳が縛られ苦しい気もします。
比べてステレオは真剣にも聞けるし、音が開放的なので聞き流す事も出来る、時と場合によって選ぶといいと思う。
これはあまり言いたくはないが、我が家でモノラルはジャズが格好いいと感じる。
とはいえ、クラシックも荘厳な雰囲気を醸し出し、これもまた捨てがたい…
やはり我が家は基本がJBL4560BKだからなのか?モノラルをかけた時の中低域の弾んだ感じは、他のスピーカーでは全く感じない。
4560BK製造時は、まだモノラル再生の音の名残があると感じる。
家内と散々聞いてみたが、どちらがいい悪いは今更語る内容ではないと思った。
と言おうか先人たちの作ってきた帯域バランスに対し、素直でありたい。
そして我々夫婦はマリオ・デル・モナコの道化師(パリアッチ)のモノラル盤を聞いてみた。
肉厚で圧倒的な鳴り方だった、濃厚と言うよりは押し迫って来るような、デル・モナコの圧倒的な声を聞いた気がする。
一瞬にして、部屋着のまま、劇場へ誘われてしまった…