デジタル&アナログ
今回は少し深く切り込んでみたいそう思った、アナログを心底理解していない方は読まない方が良いのかも知れない。
最近technicsのSP‐10Rが発売された、ではなぜ今更アナログターンテーブルが、四十年も経った今、もてはやされているのだろうか。
最近CDが売上にあえいでいる、それに対しアナログレコードの売り上げが驚異的にのびている、CDコーナーはどこの店舗も縮小傾向。
新たにアナログを復活させてるレーベルも多いと聞く、単純に言えばレコードの方が音が良く価値があると言う事である。
アナログの音とはこんな感じである、鋭角なエッヂがあり、音離れに優れている。
何故アナログは音が良いのか主観で呟く、デジタルと違いノイズを出すことが少ない、つまり自家発電だからだと思う、他の機材へノイズを出さないからだと個人的に思っている。
しかし一般的なアナログの音の評価とは散々である、音が柔らかく暖かい、全く的を射ていないと思う。
このように思っている方は、アナログプレーヤーの品位やカートリッヂや、何よりトーンアームの調整がなっていないのだと思う、つまり使い切れていない、やはりしっかりしたターンテーブルを使っている方が少ないからだと思う。
アナログはお金をかけなければいい音は鳴らせない、ターンテーブルやトーンアームも出来るだけ優れたものを使い、更に微調整をしっかりしなければ鳴らない。
ところが現実はどうだろう、カートリッヂはMMタイプ、拘ったカートリッヂもせいぜいDL‐103、確かに103はMCなので安価で音がいい、しかし更に上がある。
アナログは絶対MCカートリッヂを使うべきである、MM独特な頭の上を撫でられるような音が気に入らない、ところがMCカートリッヂはそんな事にはならない。
インサイドフォースキャンセラーや、ラテラルバランスもとても大切である、針圧も更にとても大切である、その総てが一点に決まって初めてアナログは鳴るのです。
アナログの音とは冷徹でシャープである、この前ではデジタルはかなわない、デジタルではアナログのように音がスピーカーから剥がれるようにはならない。
アナログは経験とセンスがものを言う、並みの忍耐力では鳴らすことは出来ないと思います、そして音のいいターンテーブルが少ない。
私は発売当日にtechnicsSP‐10Rを購入した、値引きは一切なしの八十万円+消費税だった。
音も聞いていないが、実際に実物を眺めて総てが分かった気がした、多分三十年位はメンテナンスは不要だと思う。
もうアナログとデジタルを比べる事すら非常識である。
technics SP‐10Rを聞いてみてから購入したい、などと考えてる方は購入しない方がいいと思います、見ただけでその凄さが分かる、分からなければ、多分使いこなせないでしょう。
SP‐10Rは間違いなく究極のターンテーブルです。
比較する事自体ナンセンスだが、やはり音はアナログである。