予科練平和記念館
予科練とは海軍飛行予科練習生の略で航空機要員養成のため、主に少年から志願で採用した、成績優秀な少年を日本全国から募集し、78倍の応募倍率の狭き門だったと聞いた。
合格するとお金が貰えるため、両親に楽をさせたい、兄弟を学校に行かせたい、などの理由から志願された方が半数くらいだったようである。
しかし私が残念に思ったのは、予科練志願者達は総て知能が高く、各学校に於いて一番か二番の成績優秀な子たちだったと言うお話しである。
更にはその中から選りすぐられた一割の子しかパイロットになれない、その優秀な子たちを神風特攻隊として、送り出してしまった事である。
最後の方は布貼りの赤トンボと言われる練習機まで特攻に使ってしまった。
教育とは誠に恐ろしいものである、私は自分の心に問うてみた「お前ならどうする」応えられなかった。
しかし時代がそうさせたのなら行ったのかもしれない、到底理解出来ない。
今日色々話を伺って涙がでるとともに思った、私には感謝の言葉しかない、それは何故か?その過去があって今があるからである。
そして思う「戦争は恨みと憎しみしか生まない」日本は広島と長崎に原爆を落とされ終わった。
しかし日本はその前に、全面降伏を当時のソ連へ打診していた、しかしアメリカはそれを知っていながら原爆(エノラ・ゲイ)を我々国民の頭の上へ落としたのである。
今でもその後遺症にどれだけの方が苦しんでいるのか?ご理解願いたい。
予科練…恐ろしい精鋭部隊である、そしてどれだけの未来有望だった筈の若者の命を日本は失った事だろう。
色々な見方があるだろうが、戦争は避けるべきだったのではないだろうか。