電話で聞いても相手の音は分かる
最近は電話もデジタル通信になったが、アナログ時代の方が更に分かった。
今の若い世代は分からないが、昔は電話の事をジーコジーコ(ダイヤル式)と言った、真剣な仕事の話も彼女との話も、総てジーコジーコだった。
受話器も重く彼女に電話をかけると、当時は間違いなく先に親が出て、繋いでもらうのに困ったものであるが、後ろにある背景がもっとはっきり聞こえた。
当時、友と話す会話の背景にはオーディオが鳴っていた「お前今日はツェッペリンかよ」そんな会話が常だった。
しかし今は何だか聞き取れない、たまに聞き取れるのは、かなり優れたオーディオシステムの音である。
簡単に言うと電源や接点が優れたシステムと言う事である、つまり柔なシステムだと、デジタル通信の今、音がブチブチ途切れて聞こえるのである。
これは電源事情が悪い事を意味する、アンプなりコンセントの事情が良くない事を意味する、つまり上手く鳴っていないシステムと聞き分ける事が出来る。
我が家の音は電話の子機で話していても、小さな音量で会話していても音が途切れる事は一切ないそうである。
イシノラボのマルチシステムや接点、帯域バランスがしっかりしている証拠であると思っている。
いくら耳で聞いて良くても、今の電話の子機を通し、音が一切途切れない位のレベルに達してないと、オーディオシステムは上手く鳴っていないと思う。
なので電話でも充分相手の音のレベルは感じ取る事が出来る、とはいえやはり電話である、そうは言っても聞き分けるには多少の慣れは必要になるが。