母の介護施設
今日はアルツハイマー型認知症を患った母のお話しです、少しお付き合い下さい。
母が施設へ入所したのは今年の四月二十七日でした、施設の方から母が慣れて落ち着く八月頃までは会わない方がいい、少し休んで下さいと言われていたので、お言葉に甘え休んでいました。
施設からはこまめに連絡が来ます、母の介護度は実際はかなり上がり認知症は進行しているようです。
今服用してる薬や、オムツの使用枚数がそれを物語っています、今日は我々も立ち会いの元、調査があるのです。
今はまだ要介護1です、これから車椅子などを使わなくてはならなくなったとき、最低でも要介護2が必要になるのですが、これがなかなか上がらないのです。
場所は埼玉県の行田市です、熊谷に近いところで暑くて有名な所、千葉県と比べても気温は高く大変でした。
実際は失禁が増えて話してる内容も更におかしくなってきているみたいです、さて母の介護度は上がるでしょうか。
母は私と目が合うとすぐに気がつき、明るい顔になりました。良かったです。
しかし、私の目から見てもかなり母の病状は進んでるようです、私の顔は分かるのですが、名前が出て来ません、家内の顔は何となく分かるみたいですが、もう覚えてないようです。
認定調査員の意見は、介護度は少し上がるかもしれません、しかし自宅に居たときからそうですが、食事は残さず全部食べているようです。
なので身体は元気みたいです、そして施設の方から色々話を伺って来ましたが、やはり母の介護はかなり大変みたいです。
でもひさびさ母にあえてよかったです、元気に暮らしていました、自宅に居て一々私に怒られて暮らしてるより何ほどいいか分かりません。
調査員のテストでわかりましたが、母はもうほとんど記憶力がありません、同じ話を何度もしていました。
殆ど完全介護状態みたいです、もう独りでは何にも出来ない、そんな状態みたいです。
私を見ると嬉しいのでしょう、泣くのです、しかしこれは感情失禁なのです、他人が身体に触れると未だに切れるのだそうです。
若い頃あった食べ物の好き嫌いも今はない、しかしこれはもう匂いや味を感じられないからなのです、こちらが総て分かってあげられない事を意味します。
介護度が1~2へ上がってくれる事を祈り帰って来ました。
しかし行田市は暑かったです、正直ヘロヘロになりました。
母さん、皆さんの言う事を聞いて可愛い年寄りになって下さい、また行くからね。