使って来た名機
なんといってもGASのテァドラ、アンプジラ、SUMOのザ・パワー、ゴールドだと思います。
DC漏れを起こす危ないアンプですが、パワフルな独特な音はもう何処のメーカーも作る事は出来ないと思います。
テァドラに至っては、ほぼ配線がないのです、そして基盤と端子がじかに半田で留まっていて、全く触る事が出来ないのです。
なのでグランド周りの修理等とても大変でした、直せる方はいないと聞いたので手放しましたが、元エレクトリの方が未だに修理しているのを知りびっくりしました。
「手放さなければ良かった…」テァドラは2でしたがアンプジラは最初期のものだったのです。
上記したパワーアンプは総てテァドラでしか鳴りません、同社のセーベ&ゴライアスも試しましたが、全くの別物でした。
一番分かりやすいのはテァドラか2とアンプジラであり、アンプジラ2Aは全くの別物でした。
他にはCROWN IC‐150AとDC‐300Aでした、DC‐300は違います、レコードをカットするときのカッターレーサー用なので、スピーカーに繋ぐとスピーカーが飛びます。
150Aや150もありますが、やはりパワーアンプはDC‐300Aが優れています。
残念ながらCROWNを完璧にメンテナンス出来る方はもういません、高額な修理代を払わされ、また壊れる、この繰り返しに嫌になり手放しましたが、音はアメリカンアンプらしく素晴らしかったです。
次に日本が誇ったニッコー電子のアンプです、基盤に100ボルトがかかり、A級アンプで熱がとても出る為、内部の部品が持たず故障が多かったです。
しかし音は穏やかで滑らかで熱い音が聞けました、しかしやはり完璧に修理出来るところがなく諦めたのです。
他にも使いましたが、最も印象に残ったのは上記の機種です。
どれもパワフルな音でジャズの真髄が聞けた気がします、しかしジェームス・ボンジョルノが亡くなっていたのは知りませんでした。
ボンジョルノは更なる構想があり、今後色々商品を世に出す予定だったと聞きます、あのようなアンプは二度と出て来ないでしょう。
ありがとう、ジェームス・ボンジョルノ。