英ちゃんの介護保険
今日は私の母のお話しです、しばしお付き合い下さい。
母はアルツハイマー型認知症を患い、今は施設へ入っています、八月の始めに施設で認定調査がありました。
私からみると母の認知症はかなり進んでいると思いました、久しぶりで会った母は、もう表情も言動もかなりおかしく、徘徊が始まったらしいのです。
転倒も便失禁もかなりあるみたいで、記憶はもう一秒ありません、同じことを一分位の間に何度も聞きます。
今回要介護一から要介護三に跳ね上がりました、やはり調査員からみてもかなりの状態だったのでしょう。
普通介護度はなかなか上がりません、今回余程の事だったのでしょう。
要介護三ではもう社会生活は無理です、母はただ身体が丈夫なだけで、頭がいかれてしまってるだけ。
でもこれが一番手が掛かるのです、施設は絶対に外には出られないため、外への徘徊はないものの、施設の中を昼夜問わず徘徊してるそうです。
何かあったら施設の責任になるため大変みたいです。
でも要介護三になると施設に必要なお金が入り、車椅子になったとしても総て介護保険から支払われる為、こちらのプラス負担はなくなります。
良かったと思わざるをえません。
同じ境遇の方へ、独りで抱え頑張らないで、しかるべき所へ相談しましょう。
道は必ず開けます、諦めないで、そして認知症になった人もちゃんと感謝の気持ちは持っています、ただそう見えないだけです。
在宅介護は我々も経験しましたが要介護一の段階で既に無理です、一と二の差がどれほどのものか分かりませんが、一気に進むからです、しかし認知症の方の言動には必ず意味があります、そして相手の機嫌や表情はあなたの鏡です。
できる限り言動を理解してあげて下さい、必ず理由があります。
そして些細な事でもほめてあげて下さい、認知症になると出来ない事だらけになり、本人は誰からも必要とされない疎外感があり、とても不安なのです、要は存在を認めてほしいのです。
分かってあげて下さい、なりたくて認知症になった訳ではないのです、病気なのです。