拘る事の大切さ
バブルの頃、父が話していた、今は拘りの時代だ、しかし拘ろうにもあまりいいものは日本に入って来てなかった。
日本は保守的な国だった、まだドルの価値は高く、我々の稼ぎで海外製品は買えなかった。
日本人はどうせ分からないだろうと、珈琲やワインなど、なめられていたところがあったと思う。
ところが今はドルの価値が下がり、日本は強くなった、ようやくいいものが日本にも入って来るようになった、しかしとうにバブルははじけている。
珈琲豆も昔は入って来なかったいいものが入って来るようになった。
しかし何でも信用していい訳ではない、良いものと出会うには、探す足と偶然に出会う何かをこちらがもっていなければならない。
ワインやシャンパーニュもそうである、やはりしっかり保管しているお店に出合うだけの運があるかである。
こんなことがあった、何時も購入してるお店が高いからと、百貨店で同じものを購入したことがあった。
一本五千円位値段が違った、一ヶ月、寝かせ飲んでみた、全く別物で、味に品もパンチもない。
売れずに立てて保存されていたのだろう、何時も購入しているソムリエに聞いてみた「ですからそう言う事なんですよ」直ぐに意味を理解した。
しっかりしたワインブティックは温度湿度管理がしっかりしている、高価なワインセラーの中に寝かせて保管しているのである。
黴などの管理や、電気代も馬鹿にならず、数を売らないとあまり儲からないみたいである、イコール値引きなど出来る筈ないのである。
我々はその様なお店でしか買わない事にした、ワインもシャンパーニュも値段イコールであり、どれだけ定温で湿度管理して、寝かせたかである、これが全く違う味になるのである。
我が家にはフォレスターのロングフレッシュが二台ある、拘り長年保管している。
これが拘りである、オーディオも全く同じである、普段聴くソフトも本物の意味を知り、揃え聴きたいものである。
総てに妥協せず、拘りをもって生活したいものです。