日曜日の試聴
我が家の音は本当にこれで良いのか?いつも不安になる、いつもは、自分のフィールドで私はそれなりに、オーディオをやってきた、しかし、はじめてブログで、知り合った方で、文章以外正直、顔も見た事もないお方が我が家に来られた。
私はこのブログで世の中にたった一人でかまわない、私のオーディオのコンセプトをご理解していただける方がいたら幸いだと、何度も語ってきた。
私は初対面で照れ臭いので、お話しもそこそこに、あえて、いきなり音楽をかけ始めた、いや、来られる前からかなりレコードをかけていた、第一感想をお聞きした、自分のシステムで鳴っている音と、違和感があまりなかったと答えていただいた。
多分…社交辞令だろう、もと営業だった私には分かる、私は思った、そして持参されたレコードを、何枚も続けざまに二人で聞いていった、私はいつもは真ん中に座って聞いているが、お客様が来た時だけは、隣に座るので音が分からない、当たり前だが、プロとして、これ程恐ろしい事は実は、ないのだ。
それは何故か?
我が家はオールホーンシステムだから、真ん中で聞くのと、となりに座って聞くのとは、まるで違う鳴り方になるからだ。
定位や、左右の音の量や、バランスが、聞く位置によって極端に違うのだ。
普段からそれが妥協なくしっかり決まっていれば、その心配はない、しかし我が家は狭く、距離もない、そのバランスの差が、まともに分かる距離でしかない、しかし、だいたい差し引きでその音の差は分かる、しかし今回、第三者の耳でどう聞こえるかである、私はそこを気にしたのである。
正直、色々お話しいただいた話の内容から、普通はだいたい分かるのだが、かなり耳の肥えていらっしゃる方で、その答えの内容が実にしっかりしていて的を射ている、私は正直少し驚いた。
ケーブルの理論や、スピーカーセッティングの内容や、トーンアームの調整や配線の取り回しや、色々お話しを伺ったが、それも的を射ている。
正直、まだ出会って日があさく、お互いのこだわりや理論は、まだ分かりせんが、これからのお付き合いの中で、様々な意見に花が咲いたら良いなと思っている。
しかし、最後にお互い色々語ったが…オーディオは難しい、その言葉しか出て来なかった、いくら語ってもお互いの力量はまた分からない、私の意見や実験結果も全く伝えきれなかった、お客様も同様だろう、時間が足りないままタイムオーバーとなった。
答えのない地獄の一丁目、お互い笑った。
そして、私はウエスタンスピリッツの、あえて今回は、シールドしていなラインケーブルを二本お貸しした、その試聴結果が待たれるが、それによって、次にお貸しするケーブルのコンセプトが決まる。
楽しみだ。