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この記事は、2018年11月7日に、FC2ブログからこちらのサイト(https://we-spirits.jp)へ
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父母の事

私には、今は離れて暮らしているが、今年83歳の父と79歳の母がいる、二人は何不自由なく老後を静かに暮らしていた。

もしも年老いた両親に何かあったらどうしよう、私たち夫婦は何度も話し合った、その結果、一つ屋根の下に一緒に暮らすのが一番だ、父を説得し今の家を取り壊し、新たに家を建てさせてもらおうと思った。

しかし、いくら親子であっても、嫁を伴い一緒に暮らすのは色々大変だ、それは分かっているつもりだ、でも幸いに私達夫婦には子供が出来なかった、何とか孫を抱かせてあげたかったが。

でも、早速その恐れていた問題が発覚したのだ、私の家内は両親から見たら、色々良くしてあげても、あまり感謝の気持ちを表さないと父が言うのだ。

でも私は知っている、家内は何度もありがとうございます、感謝していますと、頭を下げ言葉にもしてきている、何故その誠意が伝わらないのだ、不思議だった。

父は昔自衛隊の陸軍だった、演習で頻繁に射撃をしていたので、若い頃から耳が両方ともかなりやられているのだ、つまり耳が遠く聞こえない。

私は何のわがままも言わず、一生懸命生きている妻の事を、いくら両親でも文句を言われたくないのだ、その妻に父は面と向かって言った、俺達(父母)に対して感謝の気持ちはないのかと、妻はいちいち言い訳はしない、それをこれからの行動で示そうとしていたのだ。

でもその段階で、もう父と嫁の勝負はついている、嫁の勝ちである、でも私があまり両親と嫁の間に入っても、話しはこじれるいっぽうなのだ、誠に面倒くさい。

住宅ローンは、あれから半年間で、連続四度の審査落ちになっている、その結果両親は、私達の社会的な信用度が低いからだと思いだしたらしく、急かすのである、何が原因でローンが駄目なのか?と、そんなこと金融機関が教える筈のないことは分かりきっているが、聞いてみたらやはり教えられないとのことなのだ、しかし軽くヒントはくれていた、もっと早くにそのヒントに気付くべきだったのだ、父には我々に何故早く結果を出せなないのかを何度も話し、伝えても、怒って途中で電話を一方的に切ってしまったりする事があった、まるで駄々っ子のようなのだ、でもやられる度に嫌になってくる。

審査をしているのは金融機関であり、我々ではないのだ、我々はどうすれば早く進むのか個人信用情報を集めたり、素早い行動をしているのだ、こうなるともう完璧に八つ当たりである、父は、まるで子供の様になってしまったのだ。

つまり父は歳をとったのだと私は理解した、自分が生きてる内に早く私に帰ってきて欲しい、その気持ちは痛いほど分かる、しかしどうにもならないではないか?

とにかく銀行は、どこものんびりしている、何をやるにも二週間かかるのだ、そこから今度は本審査である、そして結果はNGである、それを四回も繰り返して来たのだ、だから父も頭にくるのも分からないではないのだが、でも一番頭に来るのは私と家内だ、自分達の事だからだ。

ところがやっと分かったのであるが、ローンがNGになったのは、我々の信用度や金額ではなかったのだ、父の購入した家の土地が、県道や市道や自己所有の道路に面していないのが原因だった事が色々調べてやっと分かった。

私はそれを父に伝えた、父はそんな話しは聞いた事がない、貸したくないから色々理由をつけていると言ってきた、つまり父は公務員だったので、そんな苦労は知らなかったのである、公務員は普通ローンに通りやすい、当たり前だ、親方は国家だからだ、父はそれをやっと理解したようだ、が、今度は自分を責め始めた、全部俺が悪いんだと、私は全く父を責めてはいないと言った、そしたら今度は、誰かの責任にしないお前は無責任だと言い出す始末、最後はお前と俺の責任だと言い出した、そして父は私に人を責めるなと言い出した、私は誰の責任にもしていないし、それは事実だ、全くお話にならない、若い頃の父は威厳があり、もっと寡黙で堂々とした男だった、それを知っているので、かなり来てるな…と私は思った、全く話の道理が通っていない、そこに家を建て替えたら、苦労するのは目に見えているが、早くなんとかしないとどんどんこじれていく気がする。

でも、どんなことがあっても、私には何より大切な両親なのだ、少しでも早くしっかりした家を建てて、楽しく仲良く暮らし、最後までしっかり両親の面倒をみたい、強くそう思う。

しかし同じような経験の方もいらっしゃるとは思うが、実の親子でもなかなか話がまとまらないもののようである、でもこう思う、親子だから伝えなきゃと言葉を選ばずお互いガンガン言ってしまう、親子だからなおさら残酷なのだ。

その後何度も面と向かい話した結果、最近やっと私の思いを父は理解してくれたようである。

親子だからね、ぶつかる時も半端じゃない、しかし分かりあえたなら、これ以上はないと言う事です、でもやっぱり、父が折れてくれたのかな…?

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