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この記事は、2018年11月7日に、FC2ブログからこちらのサイト(https://we-spirits.jp)へ
移転したものです。

シェルリード線、初期エージング完了

今日で丸三日間経った、午前中聞いてみた。

シンバルの音は奥の方から広がりを伴って鋭角に鳴った、その音はやっぱりコーラルH-105が下の帯域のJBLのLE-85(ダイアフラムはUSAラジアン)と合わせて、名機だったことを物語る、カットオフ周波数も、かなり苦しんだ固定式アッテネーターも上手くいっていたようである、SPUにする前は正直高域不足だった。

私がDL-103を頑なに使っていたら、永遠に分からなかった事だろう、ピアノやバイオリンの音は細やかな音を鳴らしながらも、しっかり大地に根を生やした、低音は変なこもりもなく、勢いがあり、引き締まり素早くなった。

全体的な見晴らしは鮮明でとても良い感じである、こうも思った、シェルのリード線は短いが故に軽視され、普通あまり変える事はない、私は販売されているシェルリード線より良いものが作れると、はじめは話すつもりだった、それも確かにあるだろう。

しかしそうではなく、作られて年数の経ったものは、やはり微細な電流の流れるシェルリード線等では、新しいのに繋ぎ変えると劣化しているのが分かりやすいと話した方が良いと思う。

私のシェルリード線は端子も、その半田も、中の線もかなり劣化していた、短いとは言え、変えるとこれだけ変化するのである。

今回思った、やはりケーブルは重要だと。

実は白状するが、今回私がシェルリード線を作ったのは、先週の金曜日の午前中だったのである。

作ってから一日二回試聴して、その結果を書き貯めておいた文を、日にちを切って、ブログで公開しているのである、だから、実際はもう少し早く結果が出ていたのである。

このブログが公開される時には、完全にカートリッヂごとエージングは完了している筈である。

騙すような事になり申し訳ないが、こうしないとSPUのエージングと重なって何が起こるか分からず、私は嘘をついたことになりかねないからだ、やはり正しい答えを、分かりやすく日をおってみなさんに公開したい、しかしそれでも試聴結果は変化し続ける。

なぜSPUのエージングと重なるのか?私は数ヵ月前に、古くなったSPUをメンテに出し、ダンパーやカンチレバーや針先を交換している。

カートリッヂはオーディオ製品である前に機械である、色んな部品が合わさって作られ、動作している、電気的な音の変化以前に、ダンパーも含め、機械的な動作の変化も視野に入れなければならない、要は車等の新車の慣らし運転と同じと考えていただきたい。

カートリッヂ(アナログ)は機械であるからである、新たに部品を変えると、なかなか馴染まないのは当たり前である、特にダンパーを交換しているので、新品で購入したのとあまり変わらない、オーディオはものを変えるとその周りも変わってくる。

今のシステムに新しいものを購入し、繋ぎ変えて良い悪い話しているのはお子ちゃまレベルだと言う事にまで発展するのである。

しかし、今回のシェルリード線の音は、静かで滑らか、再生帯域は広く、鋭角な音を鳴らしながらもゴチャゴチャせず、うるさくならない、勢いもあり素直でグッドな音になったと思う、しかしその間に私は何度もトーンアームの調整も行っている。

私は今回、かなり満足している。

そして夕方六時に再度聞いた、もう説明の必要はないだろうが、圧倒的な違いだ、JBL4560で、やっとかなりの重低音を再生した、今のところとても上手くいったと思う。

そして翌日の夕方は更に素晴らしい音になっていた。

オーディオは難しい、今回のリード線がこの先、SPUのエージングの変化と合わさり、まれに妙な変化をする事があるからだ、でもオーディオに終わりはないね。

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