やっと手に入れた二枚の米レコード
私のお気に入りArt Pepper Straight Life 米Galaxy Ca 94710です、今まではOJCだった。
やっぱり想像どおり、ぜんぜん音が違う、OJCは音が舞い上がり明るすぎうるさかったと思う。
どう違うのかであるが、米盤は、ちゃんと楽器の音がする、聞いていて落ち着く感じなのだ。
強いて言えばあまりオーディオを感じない、自然で無理をしていないと言ったら良いのか、総てが等身大に私は感じる。
しかし同じGalaxyでも他の盤はあまり面白くなかった、期待していたが、でもこの一枚で充分にその価値はあった。
もう一枚はCount Basie Big BandのFarmers Market Barbecueで米PABLO 2310-874である。
以前は日本ポリドール盤であった、米盤の方が録音レベルは小さいが、音は風の様で太い、比べて日本盤は音の分離が今一つで、狭い所に目一杯詰め込んだ様な閉塞的な音だった。
何より最近、DL-103からオルトフォンのSPUに乗り換えたおかげで、シンバルが普通に聞ける、DL-103はSPUの半分もシンバルが鳴らない。
トランペットのミュートのかすれた音が、見事に表現されてるのに耳に刺さらずに聞けて気持ちが良い。
何より音が弾んで元気にスイングしている。
やはり良いレコードを所有するしかないようです。
米盤の音は日本盤の様に重く閉塞的な音ではなく、軽くまろやかで爽やかに感じるのだが、楽器本来の音と、その広がりを感じる。